母と娘で憧れのパリへ行ってきました。
初めてのパリにも関わらず、「行きたいところがたくさんあるから個人旅行で行っちゃお!」と、ホテルや美術館のチケット手配を済ませ、いざ出発!
せっかくフランスに行くのだから地元の人とのコミュニケーションも楽しみたいねと、たどたどしいフランス語で道を聞きながら、4つのパッサージュを巡ってきました。
パッサージュとは19世紀前半に作られたガラス屋根が特徴のアーケード街です。
それぞれ床のタイルの柄やアーケードの形が違って個性豊か、壁の彫刻も芸術的でまるで19世紀にタイムスリップしたような建物なんですよ。
中でも目を引いたのが、日本人にもお馴染みのオペラ座から歩いて5分ほどのところにある「パッサージュ・ジュフロワ」。
ガラスの天井から柔らかな日差しが降り注ぎ、のんびりとショッピングが楽しめるパッサージュです。観光客よりも地元の人で賑わっている感じですね。
中には雑貨屋さんにおもちゃ屋さん、素敵なサロン・ド・テもあってワクワク感満載です。
なんと!蝋人形館がありました。
さすがに入る勇気が出なかったけれど、フランスの著名人や世界の有名人約250体の蝋人形がいる人気のスポットだそうです。
その向かい側にあるのは、おもちゃ屋さんの「パン・デピス」。
ショーウィンドウには精巧に作られたミニチュアがたくさん飾ってあります。まるで本物みたいですが全部親指の爪ぐらいの大きさなんですよ。びっくりでしょ。
こちらの美味しそうなケーキは「ル・ヴァランタン」。もちろんパンもあります。朝8:30からやっているので、ここで朝食を済ませる方も多いようですね。
そして、思わず引き込まれたのが「ラ・メゾン・ドゥ・ロワ」。雑貨屋さんなのですが、魔法の国にでも迷い込んだようなインパクトのあるお店でした。
そしてパリ土産に喜ばれること間違い無しのクッキーとキャラメルのお店「ラ・ キュール・グルマンド」。お店の女性が気さくに「どうぞ」と試食をすすめてくれました。素朴な味で美味しかったです。
さて次に印象的だったのが、パリで最も美しいと言われている「ギャルリ・ヴィヴィエンヌ」。
実は途中で道に迷ってしまいカフェのお兄さんに聞くことに・・・すると親切にグーグルマップで調べてくれました。観光地というよりパリに住む人の生活の場なので、案外知らない人も多いのかもしれませんね。
ご覧の通り、床のモザイクタイルや壁の彫刻がとても綺麗なパッサージュです。200年経ったものとは思えないほどの美しさに感動です。
ショーウィンドウもシンプルだけどゴージャスな雰囲気で、全体的に上品な感じのお店が多いですね。
そして通りの奥にある「ジュソーム書店」はパッサージュの顔ともいえる古本屋。
パッサージュができた当時から続く老舗の本屋です。一番歴史のある場所として今でも多くの人たちが訪れているそうですよ。
今も当時の佇まいを残すパッサージュ、ただ歩いているだけでも楽しく独特な魅力を持った空間でした。