巷は空前のスニーカーブーム。そんなときこそスニーカーデビュー&お気に入りを見つけるチャンス。着こなし実例から、〝大人に似合う〞をキーワードにしたおすすめまでを同世代スタイリスト、地曳いく子さんが指南! 背中を押してくれる地曳さんの言葉にも注目して。
大人のスニーカー道には
ふたつの選択肢がある!
[右]ブランドスニーカーの代表格、イタリアの匠が生きるシューズメーカー発のレザースニーカーは、シンプルでいて特別な存在感が漂います。白のカーフレザーで洗練された足元を。¥62,000/リエート(サントーニ)
[左]お馴染みの人気ブランド「ナイキ」。ランニングモデルならではのクッション性と弾むような反発性は、一度履いたらやめられません。黒×白のモノトーン配色が小粋。【ナイキ ウィメンズ ルナポンテ2 】¥12,000/ナイキ カスタマーサービス(ナイキ)
履いた者勝ち!?
スニーカーを履くべき理由
いくらおしゃれをしても、足元がダサくて決まらなければすべてが台なし。でもヒールの靴がつらくなった今、私たち世代は、何を履いたらよいのでしょうか? それは「スニーカー」です。このところのトレンドアイテムで、とりあえずどんなスタイルでもスニーカーを合わせてしまえばたちまち「オバさんくささ」は消え失せ、「ナウいスタイル」に変身します。
さて、肝心なスニーカー選びですが道はふたつ。おしゃれトレンド志向のあなたなら、ラグジュアリーブランドやセレクトショップのちょっとリッチな物を。確かにお値段は張りますが、中途半端な革靴よりも履き回せるので大丈夫。毎日履き倒しましょう。もうひとつの方法はスニーカー老舗ブランドで白やネイビー、グレー、黒などベーシックカラーの新作や進化した定番リバイバル物を選ぶこと。「昔、部活で履いていたのよね」というあなたもぜひ一度試してください。ソールや履き心地が驚くほどよくなっています。今回は、皆さんに人気の服のスタイルに合わせてスニーカーブランドをおすすめしてみました。
最初に自分にぴったりくる一足さえ選んでしまえば、どんな服にでも合わせるのが今年流。履くだけでおしゃれに見えるうえにガンガン歩けて健康にもいい。今スニーカーを履かない理由なんて見つかりませんね。
次のページでは、 履きまわせてコスパよしのブランドスニーカーをご紹介!
履き回せて結局コスパよしの
ブランドスニーカーを買う!
ISABEL MARANT
ベルクロ型をおしゃれに昇華した
フレンチブランドらしい小粋な一足
[右]エスニックテイストのリアルクローズで人気のブランドから届いた一足は、レザー×スエードのコンビ。パンチングやピンキングで表情をつけた白に生成りのスエードと黒レザーを効かせた、大人に似合うこなれ感が魅力。¥42,000/イザベル マラン(イザベル マラン エトワール)
JAMES PERSE
ベーシックを洗練に変える
ネイビー×ホワイト配色
[中]セレブに愛されているLA発のハイクオリティカジュアルで名高いブランドのスニーカーは、一見ベーシック。それでいてキャンバスとは異なる光沢のある布帛を使い、シューレースもハトメも同色のネイビーでクール仕上げに。¥58,000/ジェームス パース 青山店(ジェームス パース)
JIMMY CHOO
もう一駅歩きたくなる
軽量メッシュのスリッポン
[左]エレガンスと履き心地のよさを兼ね備えたパンプスが評判のジミー チュウ。ひそかな逸品としてスニーカーにもファン多数。最新作は、メッシュにシルバーのレースアップが目を引くスポーティなスリッポン型。軽量でブロッキングされたソールは足の返りが驚くほどスムーズ。¥72,000/ジミー チュウ
次回はベーシックスニーカー最新コーデ[ニューバランス]をご紹介します。
撮影/坂根綾子 監修・スタイリスト/地曳いく子 取材・原文/向井真樹