大沢さつき
趣味がこうじて、ファッションのフィールドから世界中を巡るトラベルジャーナリストに転身。最近ではウェブを中心に、世界各国の文化や食、魅力的なホテルや至高のレストランを紹介している。ここ数年スリランカにハマり、かつ中南米にも目移りし、でもイタリア大好きという状況。取材記事をまとめた『心なごむ英国』『ベスト・オブ・ルーヴル美術館』(共に文藝春秋刊)がある。ブログ「旅オモhttp://tabi-travell.com」
ラグジュアリーなリゾートひしめくタイ、プーケット。
中でもひときわ憧れの存在、別格のリゾート「トリサラ」に出かけてきました。
プーケットラグジュアリーリゾート御三家といえば、アマンプリ、バンヤンツリーと、こちら。中でもトリサラは、独立系リゾートでプーケットにしかないので、空港から近いのに、知る人ぞ知る穴場感があるのも、魅力的。
2016年12月にリニューアルオープンし、いっそうバージョンアップしたリゾートは、敷地もゆったり、全てのヴィラがプール付きのオーシャンビューで、緑に囲まれた、リラックスできることこの上ない素晴らしいところ。
リトリートとして、最上の静けさと極上のサービスが受けられます。
リニューアルには、新しくオープンしたスパとレストランがふくまれ、快適なスパライフと究極の〝ファーム・トゥ・テーブル〟なお料理がいただけます。
「ジャラ・スパ」は、〝再活性化〟〝心身の再生〟〝老化防止〟〝癒し〟〝歓び〟がコンセプトと、まさにOur Ageにぴったり。
3人で行う「シックスハンズ」のトリートメントを全員ができるというのも驚くべきクオリティです。
新しいレストランのシェフは「アジア50のベストレストラン」1位の、バンコクの「ガガン」にいた若手。
タイオリジナルの素材を生かしながら、アイディア溢れる一品を提供してくれます。
世界初のデジタル・ラウンジ「ディレクターズ・デン」というサービスもスタート。
ゲストがプロに写真やビデオの撮影・編集を頼むと、立派な写真集や動画に仕上げてもらえます。
いまどきの360度カメラで撮影してもらったり、自撮りした写真や動画まぜて作品にしてもらえたりとユニークなサービス。
素敵な写真集で、約6万円。
ビーチに向かって開けたメインプールでは、ひと泳ぎも楽しいけれど、プールサイドでのんびり過ごすのもおすすめ。
木陰には、ゆらゆら揺れるハンモックもあります。
スパのコンセプトは、リゾートのちょうど真ん中に立つ、樹齢100年を超えるイチジクの木からインスピレーションを得て生まれました。パーソナル・コンサルタントに相談し、3泊のリトリートプログラムを組んでもらうことに。食事からエクササイズ、そしてもちろんトリートメントの総合的なケアが受けられます。 このコンサルテーションでは、滞在が短い場合は、1日でできるプログラムを組んでくれたり、興味のあるトリートメントを取りこんでくれたりと自由自在に対応してくれます。
まずは、ビーチを望む開放感あふれる部屋でのトリートメントから。体だけでなく、心も解きほぐされていくのが分かります。 カップルルームのトリートメントルーム。広く取られた窓からは青い海が眺められるだけでなく、たっぷりの陽射しが差し込んで、この上なく快適です。
トリサラオリジナルのココナッツ・オイルとリップバームも人気アイテム。とても滑らかでしっとりする使用感は、ハマりそうです。
東南アジアでよく見かけるボウルや壺に浮かべた花ですが、「トリサラ」の花はひと味違ってスタイリッシュ。
タイの伝統的な建築様式を生かしつつ、モダンで快適な設えになっているのがこのリゾートの素晴らしさです。
DATA
https://trisara.com/ トリサラ
60/1 Moo 6, Srisoonthorn Road, Cherngtalay, Thalang, Phuket, Thailand
TEL +66 7631 0100
ジャラ・ローカルスパ・ディスカバリー・リトリートは3泊4日 1室2名利用4,200USドル(3泊の室料、2名分:フィジカル・アセスメント、パーソナルレッスン3回、マッサージ(2種の90分マッサージから選択)2回、フェイシャルトリートメントかスクラブ&ラップ(いずれも90分)2回、朝食、空港送迎。税・サ込み)