髪ツヤも長さもキレイなままキープして
いつまでも、セミロング!
40代、50代は、実は長めヘア愛好者が多く、セミロングが人気! 一方で、ボリュームやハリ、ツヤがなくなってきた、白髪が増えた…などの悩みも急増。でもきちんと手をかけてあげれば、年齢を重ねても美髪をキープすることは可能です。
ここでは、Part1~5に分けて、悩みを上手にカバー&解決して、いつまでも美しいセミロングヘアでいるための最新の方法をギュッと凝縮してお届けします!
Part4
"薄毛と白髪になりにくい"頭皮でいる秘訣とは?
素敵なセミロングヘアをかなえたいなら、髪のハリやツヤが必須。
日々の洗髪やドライヤーで乾かすときなどに実践できる、"美髪を育む頭皮"へと導く方法を紹介します。
ここでは、3名の方にお話を伺い、健康な髪と頭皮へ導くための具体的な方法をアドバイス!
今回は、クセのないふんわりとした仕上がりにするための乾かし方のコツについてです。
浜中聡子さん
医師、医学博士
美香さん
毛髪診断士
永本玲英子さん
毛髪診断士
乾かし方次第で、
クセのないふんわり髪は作れる
「自然乾燥派の人もいますが、湿った状態だと雑菌が繁殖しやすいので、きちんと乾かして。また、若い頃よりうねりやクセが出てきやすいのがアワエイジ世代。夜の洗髪後にしっかりクセを伸ばすように乾かして、スタイルの基礎を作っておくと、朝も楽ですし、スタイルもキープできます」と永本さん。
髪は温めると柔らかくなり、冷やすとキューティクルが締まって固まる特性があります。
「その性質を考えると、根元がぺしゃんとしてしまう人やツヤ不足の人には、ドライヤーの温風を当てた後の冷風が効くんです。髪が乾いてしまう直前に、根元の毛束を手で立てながら冷風を当てて。ふんわり若々しいスタイルに仕上がりますよ」(美香さん)
●頭皮にダメージを与えずに、ふんわりツヤ髪を作る乾かし方●
1 頭皮は拭く。髪はタオルで挟む
タオルで全体の水分を押さえたあと両手を左右に動かし、頭皮の水分を軽く拭き取ります。髪の水気はタオルで挟むようにして取って
2 髪保護のためにオイルを
乾燥を防いでドライヤーの熱から守るため、オイルを。傷みの多い部分だけにつけます。前髪、根元、頭皮はぺたんとするので避けて
【熱から髪を守るオイル】
3 根元から乾かしはじめます
水分が残りやすいので、頭皮から乾かします。根元から髪をかき上げるようにし、15~20㎝離れた位置からドライヤーの熱を当てます
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4 反対から風を当て、ふんわりと
頭皮を手早く乾かしたら、次は髪を。根元をふんわりさせたいときは根元の髪を上げつつ、毛流れと反対の向きに温風→冷風を当てます
5 美容室帰りのようなツヤを出す
うねりが取れないとき、ツヤをしっかり出したいときは、ドライヤーを15㎝ほど離し、斜め上方向(35~45度)から当てていきます
6 冷風を当ててスタイルキープ
最後に、冷風を全体に当てるとスタイルキープが可能に。4と5のあとにも、即冷風を当てて冷やすことで、スタイルを固定できます
撮影/小川 剛 イラスト/かくたりかこ 取材・原文/中島 彩