同世代スタイリスト、地曳いく子さんが伝授
夏の巻きモノ、差がつく巻き方・選び方
ワンパターンになりがちな夏の着こなしに、1 枚投入でニュアンスを加えてくれる巻きモノ。今年らしい取り入れ方を地曳いく子さんに伺いました。
地曳いく子さん
Ikuko Jibiki
1959年生まれ。エッジーからコンサバまで、大人の魅力を引き出すスタイリングに定評がある。著書『大人のおしゃれDo!&Don’t ババア上等! 余計なルールの捨て方』(集英社)、『大人美容 始めること、やめること』(宝島社)(ともに共著)も好評
使えるのは「ニュアンスカラー」と「大人ダークカラー」
エアリーストール
涼しげな透け感のある、サラッと気持ちのいい薄手素材も注目の的。「きれいにたたむと厚みが出て首にねぎを巻いたように見えてしまうので(笑)、斜めにたたんでこなれ感を」
HOW TO_
片方を短くして首にかけ、2度ゆるりと巻きつけます。端を輪の下から通して肩へ
きれい色を邪魔せず、
着こなしにニュアンスを添えるグレージュ
繊細なレースで縁取りした長方形のコットンシルクストール。「巻くだけでたちまちおしゃれに見えるグレージュ。レースを使っていても甘すぎず、きれい色のシャツとも好相性なので1枚あると便利です」。ストール(95×175)¥69,000/リンク・セオリー・ジャパン(ファリエロ サルティ) シャツ¥23,000(シーピー シェイズ)・パンツ¥41,000(エリン)/ガリャルダガランテ 表参道店 ブレスレット¥29,000/アッシュ・ぺー・フランス(ジェムキングダム)
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(写真右から)
楊柳、銀箔、にじみ柄の和モダン
紺色がにじんで広がるさまを、銀箔とともに印象的に仕上げた、和テイストのコットンストール。ふわっとまとえる長方形サイズは、見た目にもとっても涼やかです。(85×200)¥29,000/アマン(アルテア)
グラデカラーは顔まわりにくる色を調整して
春の空に浮かぶ雲のような爽やかカラーに大きな羽根が浮かぶ、エアリー感たっぷりな1枚。モダール&シルクのしなやかさにリネンをブレンドした極上の肌触りも自慢。(90×180)¥24,000/アマン(アルテア)
グレーグラデにドットの刺繡で軽さを演出
ぐるりとカットワークを施した杢グレーのグラデーションスカーフは、しっとり首元に添う綿100%。糸留めをドットに見立てた手仕事感が素敵。(100×105)¥39,000/リンク・セオリー・ジャパン(ファリエロ サルティ)
赤、ピンク、ベージュを気分で楽しんで
赤からベージュへのグラデーションは、どの色も表情をパッと華やかに見せる絶妙カラー。シルク×モダールの上品な光沢も加わった美人ストール。(145×175)¥36,000/エストネーション(ファリエロ サルティ)
※ストール、スカーフのサイズ表記は(縦×横)で、単位は㎝です。
撮影/設楽茂男 天日恵美子〈地曳さん〉 ヘア&メイク/森野友香子(Perle Management) モデル/目黒真希 スタイリスト/地曳いく子 取材・原文/向井真樹