家で白髪染めをするときの注意点とは?
サロンに行けないときは
"自分染め"で乗りきる!
染めて1カ月もしないうちに白髪が…。
サロンで染めるまでの間にホームカラーをするときは
美容師さんを困らせない染め方を。
それがきれいなツヤ髪をキープする秘訣です!
教えていただいたのは
横谷百栄さん
(「FIX-UP OMOTESANDO」ヘアスタイリスト)

1973年生まれ。サロンワークをしながら、ヘア&メイクアップアーティストとして雑誌やTVなどで活躍中。その人の個性に合った、ナチュラルかつスタイリッシュなヘアが人気。モデルからの指名も多い
間違ったホームカラーは
サロンでの美髪仕上げの妨げに!
「サロンに行くのは先だけれど、今ある白髪を目立たなくしたい」というとき、ホームカラーは便利ですが…。間違った色選びや使い方で染めたあとにサロンに行くと、希望の色や仕上がりにしづらいことがあるそう! 要注意です。
「サロンではお客さまの髪の状態に合わせたカラー剤を選択し、毛先は低アルカリ剤を使用するなど、きめ細かく配慮して染めています。髪にダメージを与える残留アルカリを極力防ぐことができるのもサロンカラーの特徴。市販のヘアカラーはこうした調整がしにくいので、ダメージを最小限にし、次のサロンカラーでの“美仕上がり”を最大限かなえるために、下記の点に留意しましょう」(横谷さん)
1 現状の髪色よりも暗すぎる色で染めない

「一度暗すぎる色で染めると、あとから明るい髪色にすることはサロンでも困難。髪全体をダークなヘアカラーで染めなければならなくなります。また、ホームカラーで分け目など白髪の目立つ部分を暗すぎる色で染めると、サロンで仕上げるときいちばんきれいに見せたい部分が暗くなってしまい、美容師を困らせることに」(横谷さん)
2 染めるのは、できるだけ白髪が伸びてきた部分のみに

「前に白髪染めした髪にはすでにある程度のダメージがあると心得、同じ部分を重ねて染めないようにしましょう。ホームカラーを使う場合は、部分的にカラー剤を塗ることができるクリームタイプを選び、付属のブラシで、白髪が伸びてきた髪の根元部分だけにのせるようにして塗ります。クシでほかの部分にとかし広げないようにして」
3 指定された放置時間を守る
「サロンカラーもホームカラーも、カラー剤は髪の色素を抜く作用と、色を入れる作用を同時に起こさせます。色を入れる作用は、長い時間をおくほどしっかり入るわけではなく、むしろ色素を抜く作用が過度になり髪へのダメージが大きくなるだけ。ホームカラーをするときは、使い方の注意をよく読み、放置時間を厳守してください」
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4 温めると効率よく染められる

「ヘアカラーの染色効果は温かい室内で行うほうが高くなります。冬にホームカラーをするときは暖房の効いた部屋で行いましょう。カラー剤を塗った部分にたたんだティッシュをのせ、ラップで包むと効率よくヘアカラーできるのでおすすめです」
5 ホームカラー剤の流し方に注意

「髪の根元だけにカラー剤を塗っても、一気に洗い流すとカラー剤が別の部分にも行き渡ってしまいます。すると、使用するカラー剤によっては、配合されているアルカリ性の成分が残って髪を傷める可能性が。洗面器に湯を張り、湯を手に取ってカラー剤をほぐし落としてから、シャワーなどで洗い流しましょう」
6 染めたあとは、ダメージケアを欠かさずに
「ホームカラーは髪の状態に合わせたカラー剤の選択ができないため、髪を傷める原因に。ダメージが進行した髪だと、サロンではパーマなどのリクエストに応えられなかったり、希望のヘアスタイルに仕上げられないことがあります。ホームカラーをしたあとは、補修効果のあるトリートメントを最低1週間、集中的に行ってください」
7 ホームカラーの履歴を美容師に伝える
「サロンに行ったときホームカラーをしたことを黙っている人が多いようですが、美容師は髪を見ればわかります。いつ、どんなタイプのカラー剤を使って、どんな色のヘアカラーをしたのかを美容師に伝えましょう。サロンではその履歴を考慮して、その人の状態に合ったパーマやヘアカラーなどの施術をすることができます」
次回は、ホームカラーで根元のリタッチをする際のコツについてご紹介します。
イラスト/さとうあゆみ 取材・原文/中込久理 指導/横谷百栄(FIX-UP)