家で白髪染めをするときの注意点とは?
サロンに行けないときは
"自分染め"で乗りきる!
染めて1カ月もしないうちに白髪が…。
サロンで染めるまでの間にホームカラーをするときは
美容師さんを困らせない染め方を。
それがきれいなツヤ髪をキープする秘訣です!
教えていただいたのは
横谷百栄さん
(「FIX-UP OMOTESANDO」ヘアスタイリスト)
間違ったホームカラーは
サロンでの美髪仕上げの妨げに!
「サロンに行くのは先だけれど、今ある白髪を目立たなくしたい」というとき、ホームカラーは便利ですが…。間違った色選びや使い方で染めたあとにサロンに行くと、希望の色や仕上がりにしづらいことがあるそう! 要注意です。
「サロンではお客さまの髪の状態に合わせたカラー剤を選択し、毛先は低アルカリ剤を使用するなど、きめ細かく配慮して染めています。髪にダメージを与える残留アルカリを極力防ぐことができるのもサロンカラーの特徴。市販のヘアカラーはこうした調整がしにくいので、ダメージを最小限にし、次のサロンカラーでの“美仕上がり”を最大限かなえるために、下記の点に留意しましょう」(横谷さん)
1 現状の髪色よりも暗すぎる色で染めない
2 染めるのは、できるだけ白髪が伸びてきた部分のみに
3 指定された放置時間を守る
「サロンカラーもホームカラーも、カラー剤は髪の色素を抜く作用と、色を入れる作用を同時に起こさせます。色を入れる作用は、長い時間をおくほどしっかり入るわけではなく、むしろ色素を抜く作用が過度になり髪へのダメージが大きくなるだけ。ホームカラーをするときは、使い方の注意をよく読み、放置時間を厳守してください」
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4 温めると効率よく染められる
5 ホームカラー剤の流し方に注意
6 染めたあとは、ダメージケアを欠かさずに
「ホームカラーは髪の状態に合わせたカラー剤の選択ができないため、髪を傷める原因に。ダメージが進行した髪だと、サロンではパーマなどのリクエストに応えられなかったり、希望のヘアスタイルに仕上げられないことがあります。ホームカラーをしたあとは、補修効果のあるトリートメントを最低1週間、集中的に行ってください」
7 ホームカラーの履歴を美容師に伝える
「サロンに行ったときホームカラーをしたことを黙っている人が多いようですが、美容師は髪を見ればわかります。いつ、どんなタイプのカラー剤を使って、どんな色のヘアカラーをしたのかを美容師に伝えましょう。サロンではその履歴を考慮して、その人の状態に合ったパーマやヘアカラーなどの施術をすることができます」
次回は、ホームカラーで根元のリタッチをする際のコツについてご紹介します。
イラスト/さとうあゆみ 取材・原文/中込久理 指導/横谷百栄(FIX-UP)