顔を引き下げる不幸筋はこのメソッドではがして緩めて、たるませない! 今回から2回に分けてご紹介します。
不幸筋の表面の筋膜をリリースして活性化!
硬くなりやすい不幸筋をこまめにはがして緩めておくのも、たるみを防ぐコツ。
「硬くなりやすい不幸筋は、まぶたをたるませる上眼瞼挙筋や眼輪筋、食いしばりによって硬くなり、あごのたるみを引き起こす咬筋を覆う耳下腺筋膜。そして悪い姿勢などによって硬くなり顔を下に引っ張る首の胸鎖乳突筋や広頸筋、おでこをたるませる前頭筋などです。これらは筋肉の表面の筋膜が癒着して硬くなっていますが、つまむと効果的にはがれて緩み、癒着が取れます。また、顔の筋肉はつねに外方向に引っ張られていますが、内側に寄せれば筋肉の癖が取れ、たるみが改善します。必ずオイルやクリームなどを塗って行いましょう」
はがすべき不幸筋はここ!
上の図に示したのが、硬くなりやすい不幸筋や筋膜。つまんだり、外側から内へ寄せるなどのテクニックで筋膜をはがして緩めましょう
まぶたを引き上げ、目を大きく
上眼瞼挙筋・
眼輪筋膜はがし
1 眉尻を親指と人差し指でつまむ
眉尻を親指と人差し指でつまみます。軽い力でつまみましょう。そのまま5秒キープ
2 眉頭まで同様につまんでいく
眉毛を6分割し、徐々に内側に指を移動させながら同様に6カ所つまんでいき、それぞれ5秒キープ。眉頭まで行いましょう。これを左右各1回
次はフェイスラインを上げるメソッドをご紹介します。
フェイスラインを上げる重要パーツ
耳下腺筋膜はがし
1 エラの上あたりをつまむ
耳の前のエラの上あたりを、両手の親指と人差し指で痛くない程度の強さでつまみます。内側に折りたたみ、癒着をはがすイメージでつまみ5秒キープ
2 頰骨の下あたりもつまむ
頰骨の下あたりまで、何カ所か同様につまみます。これを左右とも行いましょう
次回は不幸筋膜はがしメソッドの2回目をご紹介します。
撮影/玉置順子(t.cube) ヘア&メイク/広瀬あつこ モデル/栗本奈央 スタイリスト/程野祐子 イラスト/さとうあゆみ 構成・原文/和田美穂