年々進化を遂げている美白コスメ。2018年春夏は、シミができる部位ではどんなことが起こっているのか、さらなる観察や解析が進み、新たなシミ生成ルートの発見や、シミができる原因の究明も進み、各メーカーが新しい成分やアプローチを開発。その成果を生かした画期的な美白コスメが続々と誕生しています! 美容ジャーナリストの國藤直子さんにレポートしてもらいました。
國藤直子さん
私たちOurAge世代には、長年蓄積され、定着してしまった頑固なシミに悩んでいる人も多いはず。今年の新作は、そうした"根深いシミ"に徹底的にアプローチしてくれる美白コスメが増えているので、頼もしい限り。最新の美白コスメを使って、最大限の効果をねらいましょう。
美容クリニックとの共同研究や協力を得て、フォトフェイシャルやレーザーなど、最新の美容医療の施術をヒントにしたアプローチ法を開発したり、大学医学部との共同研究により、最新の解析方法で皮膚構造をとらえることができたりと、メーカーの化粧品研究がどんどん新しいステージに進んでいる点も注目です。
また、加齢によって肌色がくすむ、その原因も次々に解明され、各社がさまざまな成分や技術を駆使。肌をトータルでよい状態に整え、質感までもアップさせることで、肌を明るく、透明感を高く見せる"ブライトニング"効果があるコスメも増えています。エイジング悩みが年々深くなる私たち世代は、ぜひ活用したいですね。
コーセー/
濃いシミ悩みに。シミのもとを無色化する美白美容液!
日本で初めてシミ発生源の3D解析に成功し、その研究を応用。進化系コウジ酸が、シミのもと(メラニンのかたまり)を無色化し、濃く目立つシミに効果を発揮。美白有効成分「コウジ酸」を30年以上研究し続けているコーセーだからこその成果。
ONE BY KOSÉ メラノショット ホワイト(医薬部外品) 40㎖ ¥5,300(編集部調べ)
ロート製薬/
定着シミには、〝光治療〞アプローチの美白美容液を
ロート製薬は、美容皮膚科アオハルクリニックと共同研究する中で、美容機器フォトフェイシャルを用いた光治療での美白メカニズムを解明。この新美白美容液は、そのメカニズムを応用した画期的なもの。顔全体にはびこる定着シミには、美白有効成分「コウジ酸」などの成分がアプローチ。肌の透明感、ハリ感、肌全体の質感アップも目指せます。
エピステーム ホワイトフォトショット(医薬部外品) 30㎖ ¥9,000・50㎖ ¥13,000
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メナード/
花粉や黄砂からも肌を守る、日中用薬用美白クリーム
紫外線はもちろん、黄砂や花粉などによる環境ストレスもシミの原因だったことを解明。美白成分「安定化ビタミンC誘導体(APM)」が美白効果を発揮、独自に配合した成分で肌を守ります。紫外線防止効果が最高値でありながら、きしみ感がなく、するするのびて密着する、使い心地のよさも魅力。
フェアルーセント 薬用デイクリーム ホワイト(医薬部外品) SPF50+/PA++++ 40g ¥7,000
ヘレナ ルビンスタイン/
2ステップで肌の質感アップを目指し、明るく輝く肌に
美容施術のフラクショナルレーザー(シミ・色ムラをケア、肌再生を促し、肌をリニューアルする)から着想。右のオイル配合の化粧液で古い角質を拭き取って滑らかに整え、左のブライトニング美容液でツヤとハリ、明るさを高めます。美容液には肌の上でピンクに反射するパールが配合され、つけてすぐに明るく輝いて見えます。
[右]リプラスティ プレソリューション 150㎖ ¥13,500
[左]同 レザリスト セラム 30㎖¥30,000
次回も引き続き、美白&ブライトニングコスメをご紹介します!
撮影/久々江 満 スタイリスト/高橋尚美 取材・原文/國藤直子(STRIPE)