プロデューサー、ブロガー飯野晴子さんが通い詰めるサロン
「大人世代のお肌は信頼するプロに任せる!」
大人世代のお肌のケア、どうしていますか? 日々のお手入れだけでなく、時にはプロの手を借りることが大切。そこで飯野さんイチ押しのサロンの魅力に迫ります。
飯野晴子さん
Haruko Iino
1943年生まれ。35歳で離婚後初めて就職。広告代理店営業ウーマン に道を開き、ロエベ、フェラガモなど数々のラグジュアリーブランドを担当。退職後は都会と海辺の家を行き来し、企業や商品のPRプロデュース、TV、講演などで活躍。ブログも大好評。https://ameblo.jp/iino-haruko/ 公式サイトwww.iinomom.com/
井野洋子さん
Yoko Ino
1946年生まれ。イノス・ジャポン代表取締役社長。’77年に東京都立川市に「立川ビューティールーム」創業。その後「素肌のクリニック キャロリーヌ」と改称し、首都圏に7店舗展開。東洋医学をベースに独自の技術やオリジナルコスメの開発を行う。老人ホーム慰問などの社会貢献にも取り組む
女性の働きやすさが、信頼できるサロンにつながる
飯野 「キャロリーヌ」が展開する7店舗は、どこに行っても気持ちよく、安定した施術を受けることができます。その秘訣はなんなのでしょうか?
井野 ひとつには指名制をとっていないことでしょうか。その分、技術や接客の指導を徹底し、どのスタッフの技術でも満足度の高い基準を維持しています。指名制でなくメイン担当であれば、スタッフが産休や休暇を取りやすいというメリットもあります。
飯野 「キャロリーヌ」ではほとんどやめる人がいないと伺いましたが…。
井野 そうなんです。今から30年ほど前から、いち早く職場環境を整えることに取り組んできました。
飯野 30年も前から、産休、育休、時短の制度を導入しているのですよね?
井野 そうです。女性には出産、育児、介護とさまざまなライフステージがあります。それに応じて休みが取れる制度と、そこに伴う、就業時間や昇給に不公平さが出ないように、誰でも納得できる、透明性のある人事制度を設けています。
飯野 女性が何歳になっても現役で活躍できることは、すばらしいですね。
井野 はい。当社では勤続20年以上のベテランが多数在籍しています。確かな技術を持っていれば、何歳になっても働け、それが結果として、お客さまからの信頼につながると考えています。
飯野 なるほど。あの居心地のよさには、スタッフの働きやすさという理由があったのですね。スタッフやお客さまの声を吸い上げる、リサーチ力にも感銘しました。
井野 ありがとうございます。どう思っているのか? と疑問に感じたら、すぐにアンケートを取ります(笑)。
飯野 また、今も社長が自ら現場に出ていらっしゃることにも驚きました。
井野 フェイシャルのマスクの時間に、足のサービスマッサージをさせていただくことがあります。それもお客さまのお声を伺うためです。
【リサーチ力の高さが大きな満足度に!】
「お客さまやスタッフにすぐにアンケートを取ります」と井野社長。こうして生の声を拾うのがキャロリーヌスタイル。それが、顧客だけでなく職場スタッフの満足度を引き出し、結果として高い技術と居心地のよさにつながっています。
次回は「キャロリーヌ」の効果抜群の新メニューをご紹介。
撮影/森山竜男 ヘア&メイク/田代ゆかり(HAPP’S) 取材・原文/山村浩子 協力/FMG