敏感肌向けのスキンケアシリーズは世にたくさんあるけれど、深刻な肌トラブルに悩むスキンケア難民の救世主的ブランドが新たに誕生しました。敏感な肌に不足している成分そのものを必要なだけ補って健やかに導く新発想。OurAge世代の肌ゆらぎ対策にも活用できそうです。
「MediQOL(メディコル)」は以前この連載でも紹介したエイジングケアブランド「豊麗」を展開するナノエッグが生み出した敏感肌向けのスキンケアシリーズ。発売に先駆けたプレス発表会で製品説明をしたのは同社・社長の山口葉子さんです。山口さんは娘さんが子供の頃からアトピー性皮膚炎に悩まされてきたため、会社の創業時からずっとアトピー性皮膚炎の研究に取り組んできたそう。それから12年を経て、誕生したのがこのシリーズなのです!
本来あるべき健康な肌は、肌を守る皮脂膜と細胞間脂質(ラメラ)、そして活発な細胞であるための水が重要。ところが、バリア機能が低下してトラブルを繰り返す敏感肌にはそれらすべてが不足しているのだそう。そのため、メディコルの各アイテムは人間が持っている成分に限りなく近い成分だけで作られています。肌にもともとないアルコールや香料、着色料、防腐剤、鉱物油、界面活性剤は使われていません(ウォッシングパウダーは合成界面活性剤不使用)。心地いい香りなどは度外視。あくまでも、肌にあるはずの成分を与えて健やかな肌状態へ導くことが考えられているのです。「香りもよくないし、テクスチャーもよくないです。でも、それが何なの」。山口さんの台詞に製品への自信が感じられて、敏感肌トラブルで深刻に悩んでいる多くの人が救われるのではと期待感がふくらみました。スキンケアは洗顔・化粧水・クリームの3ステップ。自分で肌のバリアと皮脂量レベルを確認できるスキンチェッカーもあります。
洗顔料はパウダータイプ。人間の皮脂と似た組織を持つ成分を主成分としています。柔らかな泡で肌トラブルのモトになる汚れや酸化物質を取り除き、肌表面に保護皮脂膜を形成。泡立ちもよく、優しい洗い心地です。
●メディコル ウォッシングパウダー 50g ¥2,300/ナノエッグ
こちらは化粧水ですが、メディコルではあえて“補充水”と呼んでいます。肌細胞周辺の水分に重要なアミノ酸、ビタミン、無機質、補酵素、糖を配合し、肌の水分に似た組成。15種類のアミノ酸を配合しているため、ちょっと独特な香りがします。でも、1回使い切りタイプで清潔だし、肌にしみこむ感触がまろやかでいいですよ!
●メディコル スキンウォーター35/54 2ml×30本 ¥3,200/ナノエッグ
クリームは肌のバリア機能を保つための皮脂と細胞間脂質(ラメラ)を補って、しっとりなめらかに整えてくれます。敏感レベルや肌状態によって2種類から選べますが、こちらは季節や体調などの変化で肌トラブルを起こしがちな肌向き。やや硬めのテクスチャーで保護効果も高いです。
●メディコル スキンリピッド 15/33 Ⅰ 30g ¥4,900/ナノエッグ
頻繁にトラブルを繰り返すバリアが弱まった肌にはこちらⅡのタイプがオススメです。細胞間脂質(ラメラ)がⅠより多く配合され、硬めのしっかりしたテクスチャー。のびがいいとは言えませんが、手で温めて肌になじませると“守られてる感”が高いです。メディコルではこれら2種のクリームも“保湿クリーム”ではなく“補湿クリーム”。かなり、こだわりを感じますね!
●メディコル スキンリピッド15/33 Ⅱ 30g ¥5,400
超敏感肌に悩んでいる私の友人も肌の調子が悪い時にメディコルをSOS的に使っているそう。試してみたい方には前述したスキンチェッカー付きの6日間トライアルセット(4品入り ¥3,700)もありますよ。
MediQOL(メディコル)公式ホームページ
https://www.nanoegg.co.jp/products/mediqol.html
インスタグラム@kurikobeautyでコスメ情報などを随時発信中。