若いときの目の形に近づけるように影色を仕込んで!
まぶた全体はピンク系など明るい色でふっくら感を出します
こんにちは。美容エディターの中込久理です。
私は同年代の友人たちから「アイシャドウの塗り方がわからなくなった」、「まぶたが下がってアイシャドウをどこに塗ればいいのかわからない」といった相談をよく受けます。
そんな私もまぶたが下がって、目元がショボーンと見えることもしばしば。
若いときは“たれ目風アイメイク”に憧れたこともあったのに、今やリアルにたれ目になっています(泣)
そこで、どうやってアイメイクをすれば、下がったまぶたでも“たれ目”に見えないかを考えました。

若いときは上まぶたにハリがあってシャンとしていた目のラインですが、加齢でまぶたが下がると目尻寄りの白目にかぶさる状態になりますよね。
つまり、イラストのピンク色の部分は“かつて目だった”はず。
ここをまぶたではなく目に見えるようにすればいいのでは…… と考えました。
それで実践しているのが、これから紹介する私のアイメイクです。

使用するアイシャドウは、ダークブラウンが入っているピンク系のアイシャドウパレット。私は写真に写ったときに目にクッキリ感が欲しいので、濃い目のブラウンを選んでいます。大小のアイシャドウブラシとアイライナーブラシは100円ショップで購入した私物。
まぶた全体に使う色は、ピンク系ではなくてもお好みでオレンジ系やベージュ系でもいいかと思います。アイシャドウパレットによってはチップが付いていますが、プチプラでもいいのでブラシを使うと簡単にきれいに仕上がるので断然おすすめです!
アイシャドウは簡単3ステップでOKです!

Beforeは目元に何も塗っていない状態です。
STEP1:まず初めに、アイライナーブラシでダークブラウンを上まぶたの目尻側だけに入れます。若いとき“目だったはず”のラインに近づけるようにするのがポイント

STEP2:幅の広いアイシャドウブラシで、まぶた全体にピンクを重ねます。あとからまぶた全体にニュアンスカラーを重ねることで、先に入れたダークブラウンのクッキリ感をぼかすことができるので効率的。
STEP3:先の細いアイシャドウブラシで、下まぶたにもピンクを入れます。目に縦の幅ができるうえ、目元が明るく見えるので、これがあるのとないのでは目の印象が大違い。
最後にアイラインとマスカラを足して完成。
マスカラは目尻側のまつ毛を上げることを意識して塗るといいですよ!
下がったまぶたが気になる場合は、締め色を目のラインに沿って同じ幅に入れると、たれ目が強調されてしまいます。また、締め色を下まぶたの目尻側に入れるのもNG。若いときはブラウンで「囲み目」メイクもしていましたけど、今はもう無理~!です。
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このアイメイクにおすすめのアイシャドウはこれ!
「ピュット」のアイシャドウで韓国のトレンドメイクをデイリーに!

●Pyt ニンチ アイパレット (左から)01・02 各¥2,200/STORiiY
「Pyt(ピュット)」は韓国の人気メイクアップアーテイスト・ダソムさん監修のもと、日本で開発されたブランド。ダソムさんが実際に担当アーティストやタレントにリアルに使いたいアイテムが製品化されています。
アイシャドウパレットは韓国のトレンドメイクに欠かせないマットな質感のミュートカラー。粉体が保湿オイルでコーティングされていて、しっとりしたテクスチャーで肌になじみます。
上写真・左の01は、肌なじみのいいベージュ&ブラウン系。上写真・右の02は、フェミニンな雰囲気のピンク&ブラウン系。韓国では最近はパール感よりもマットな質感のアイメイクが人気なのだそう。私の上のメイクには、右の02を使いました。
ナチュラルな血色アイメイクが完成する「キス」のパレット

●キス ズームアイポーション (左から)02・03 各¥1,760/伊勢半(KISSME)
“粘膜拡張カラー”とうたわれたこのアイシャドウは、目元に血色感を仕込んでナチュラルに大きな目元を演出する設計。透明感と「キスミー」は40代、50代ならいつかどこかで愛用していたという人も多いはず!
今では多くのブランドに分かれて展開されていますが、「KiSS(キス)」はトレンド感あるメイクを積極的に楽しむためのブランドです。
高発色を両立したカラーが自然に肌になじみ、パレット右上のラメをプラスすると、うるんだような目元に仕上がります。
全5色ありますが、私のおすすめは温かみあるメープルカラーの02と、華やかなぬくもりを感じるロゼカラーの03。パレット右下の締め色はふんわりなじむ色彩で、ナチュラルな陰影が演出できます。
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時短でアイメイクが完成する「エナモル」の2色アイパレット

●エナモル バイカラーアイズ (上から)01・02・03 各¥2,420/Dcyua
「Enamor(エナモル)」はYouTubeを中心にナチュラルメイクを提案するセルフメイクプロデューサー・起業家の、“かじえり”さんがプロデュースしたブランド。簡単に使えてきれいになれると世代を問わず人気です。
アイシャドウは「時短・簡単・トレンド感」をキーワードに開発されています。各パレットの左側のマットな締め色を目のキワに入れてから、右側のパール入りニュアンスカラーをまぶた全体になじませてアイメイクが完成。肌に溶け込むようになじむ高発色のパウダーなので、簡単に上級メイクが目指せます。
01はベーシックなベージュ系、02はほんのり色気のあるくすみピンク系、03は血色感が上がるブラウンレッド系。締め色がやや薄く見えますが、目元に使うときちんと引き締め効果があります。
「フジコ」の最新パレットはアイメイク以外にもマルチに使えて便利

●Fujiko マルチイージーパレット (下から)01・02・03 各¥2,195/かならぼ *2025年11月25日発売
大人女性をリアルに輝かせることをコンセプトに製品開発をしている「Fujiko(フジコ)」のメイクシリーズ。無駄なく使えて、魅力を引き出す仕上がりが特長です。
新たに発売されるのは、捨て色なしの3種のメイクパレット。基本のアイメイクには各パレットの左側の3色を使って、お好みでパールやツヤを右側の2色でプラスできます。このパレットが便利なのは、チークやハイライト、リップにもマルチに使えるところ。
3種の植物性保湿成分が配合されて、しっとり感がキープできるのも大人世代にうれしいポイントです。
01は目元などパーツを華やかに引き立てるピンク系、02は血色感をニュアンス的に盛れるピーチ系、03は上品な旬顔に仕上がるヌード系。それぞれ、赤みカラーはリップやチークに使えます。
私の場合は、年齢とともにまぶたが下がってくぼんできたうえに、くすみも気になっています。上まぶた全体と下まぶたに明るいピンク系を選んでいるのは、そのため。
目元にエイジング悩みのある人は自分の目を観察して、どうしたら若いときの目元に近づけられるかを考えてみて。そして、いくつになってもアイメイクをもっと楽しみましょう!
商品の詳細は各ブランドの公式サイトをご覧ください。
撮影・イラスト・文/中込久理





