大切なのはサイズ感!
ゆったり着たい 新ベーシックニット
新ベーシックともいえるこのタイプのニットは、
全体にゆったりとできているうえ、
袖丈や着丈の長短といったサイズの妙や
編み地の表情でも魅せることが可能。
一枚でサマになるのもうれしい魅力です。
旬が伝わる長い袖と短い着丈の
絶妙なアンバランスを楽しんで
表編み、裏編み、長編みをランダムに配したボーダー状の立体感に「こういう編み地のあるニットが好き。表情があって文句なくかわいい! パンツでもスカートでもバランスよく着られますね」と黒田さん。イタリア・ベネツィア地方の土地や伝統からインスピレーションを受けたというニットは、ナチュラルなエクリュカラー。身幅がたっぷりとした裾が少し広がるショート丈を、今季はスカートで着こなしてみたい。
クールな配色&モチーフで
モヘアも着こなしやすく
ジャカード編みにした毛足の長いシャギーモヘアの暖かさは格別。グレーとネイビーに水色のダイヤ 柄を挟んだ甘さ抑えめなデザインが大人にちょうどいい。
スタンダードの新しい魅力を
サイズ選びで実感して
イタリア産の特別なラムズウール×カシミアのオリジナル糸を国内で編み上げることにこだわった、クラシックなケーブル編み。ユニセックスで楽しめる1~5のサイズ展開から、好みのフィット感が選べます。
人気のグレーニットこそ
色選びとサイズが決め手
色幅のあるグレーも、今季はニュアンスを感じるトップグレーが注目の的。緩く編み上げたタートルは、肩の落ち感ひとつで今季らしさが伝わります。
ニットの新しさで
デニムスタイルを更新
グレー×白にグリーンを感じるメランジカラーの糸を、空気も一緒に編み込んだようなオーバーサイズのプルオーバーに。白シャツ とデニムにさらりと着るだけで、憧れの抜け感とこなれ感が手に入 ります。
黒田知永子さん Chieko Kuroda
1961年生まれ。学生時代に「JJ」でモデルデビュー。
その後、「VERY」「STORY」「éclat」 で次々と表紙キャラクターを務め、
女性誌だ けでなく、テレビやCM出演など幅広く活躍中。
旧知の仲のスタイリスト、地曳いく子氏との共著
『おしゃれ自由宣言』(ダイヤモンド社)を11月7日に上梓
次回は、今季トレンドのトラッドニットをご紹介します。
撮影/浅井佳代子 ヘア&メイク/福沢京子 モデル/黒田知永子 スタイリスト/佐伯敦子 原文/向井真樹