モノトーンなら野暮ったくならない
今季トレンドのトラッドニット
OurAge世代の多くがおしゃれの入り口で体験したであろうトラッド。
懐かしい模様編みの数々が新しい空気を纏って再登場しました。
モノトーンを選べば、無理なく着こなせます。
レース編みのチルデンニットは
NOTカジュアルが今季らしさのカギ
テニスプレーヤーの名前に由来するチルデンニットは、Vネックに沿う太いラインが特徴。ブランドのデビュー初期から登場する得意のニットを、今季は総レース編みのゆったりとしたサイズ感と前後差のある着丈で、スポーティなイメージを一新。「懐かしいチルデンニット。久しぶりに新鮮です」と黒田さん。合わせたのはシルクのボウブラウスと同素材のプリーツスカート。どこかクラシカルな着こなしで。
印象的な編み地や模様を
贅沢にパッチワーク
ウールにカシミアとアルパカを程よくブレンドした糸で、アラン編みや馬の模様編みをパッチワークで表現したざっくりローゲージ。XS~XLまでの豊富なサイズ展開です。
オリジナル柄が生きる
ハンドメイドニット
イタリア産のアルパカ混糸を、一枚一枚手編みで仕上げたノルディックセーター。ゆったりとした大きめなサイズ感だから、インナーとの重ね着が楽しめ、細身パンツともバランスよく着こなせます。
スカートで楽しむ
シックなアーガイルニット
黒、グレー、オフ白のグラデーションが美しく移ろうアーガイルニットはダイヤ柄の透かし編み入り。はぎ合わせのごろつきがないインターシャ編みで仕上げることで、着心地も滑らか。たっぷりとしたサイズ感には、足首がのぞくタック入りのロングスカートを。
"大人に似合う"が詰まった
ボーダーニット
古い軍服や作業着からインスピレーションを得て製作されるブランドのマリンニット。ボーダーの配置やピッチ、肩に並んだ刻印入りのボタンはファン垂涎の一枚。
黒田知永子さん Chieko Kuroda
1961年生まれ。学生時代に「JJ」でモデルデビュー。
その後、「VERY」「STORY」「éclat」 で次々と表紙キャラクターを務め、
女性誌だ けでなく、テレビやCM出演など幅広く活躍中。
旧知の仲のスタイリスト、地曳いく子氏との共著
『おしゃれ自由宣言』(ダイヤモンド社)を11月7日に上梓
次回は、脱ぎ着がしやすく、アウター代わりになるニットをご紹介します。
撮影/浅井佳代子 ヘア&メイク/福沢京子 モデル/黒田知永子 スタイリスト/佐伯敦子 原文/向井真樹