寒い日本を離れて、暖かいアジアで心身をリフレッシュ! トラベル&スパジャーナリストの板倉由未子さんが、冬から春にかけておすすめのデスティネーション・モルディブへの旅を全5回でリポート。今回から2回にわたり、モルディブ渡航で利用したキャセイパシフィック航空のビジネスクラスについてのリポート前編です。
冬の訪れを感じる今日このごろ。寒い季節は日本を脱出して、暖かなアジアのリゾートで過ごし、心身共に1年の疲れを癒したいものです。忙しい毎日を過ごしている人なら、思考をストップさせて、気の向くままに1日を過ごせるデスティネーション選びを。いち押しはモルディブです。
約1.200の島、26の環礁からなる熱帯国は、1年中26℃から33℃と心地いい気候。特に12月から4月は乾季で晴天に恵まれ、空も海もクリアなブルーです。高い建造物がないので、手を伸ばせばつかめそうなほど空を近くに感じます(写真2枚は©デュシタニ モルディブ)。
モルディブへはキャセイパシフィック航空で
現在、日本からモルディブへは残念ながら直行便はありません。
私が香港はもちろん、アジア各地を訪れる際に積極的に利用したいと思うのはキャセイパシフィックです。世界53カ国、約208都市へのネットワークを展開。英国スカイトラックス社の「ワールド・エアライン・アワード」でも「エアライン・オブ・ザ・イヤー」を、最多となる通算4回受賞しているプレミアムエアラインなのです。あらゆる意味できめ細やかなサービスが行き届き安心感もあるので、今回のモルディブ行きも悩むことなくキャセイパシフィックで!
キャセイパシフィックグループは、日本から香港へ、東京(成田・羽田)、大阪、名古屋、徳島、福岡、札幌、沖縄から毎日20便以上を運航。香港からモルディブへも週4便あり、乗り継ぎもスムーズです。今回は、ビジネスクラス利用でモルディブへ。その快適さ、魅力についてお伝えします。
※2018年は12月19日より、グループのキャセイドラゴンによる、徳島ー香港線が就航予定(季節運航)。
魅力あふれる羽田空港の自社ラウンジ
東京から出発するなら、羽田発の午前便を予約!
その理由は羽田空港にあるキャセイパシフィック・ラウンジが魅力的だからです。
2014年末、羽田に国際線を乗り入れる日系以外の航空会社としては初めて、自社ラウンジがオープンしました。しかも、最上階にあり眺めも最高です!
シンプル&モダンをコンセプトに、ロンドンのスタジオイルゼ(studio Ilse)がデザイン。グリーンもところどころに置かれ、美しい自然光が射し込む安らぎ空間です。
ラウンジで味わうべきは…
キャセイパシフィックのラウンジを訪れたら、必ず立ち寄りたいのは「ザ・ヌードル・バー」。
味わうべきは担担麺です。香港のラウンジでも大人気のメニューですが、羽田と香港では微妙に味が違うと感じていたので、今回問い合わせたところ、日本は日本、香港は香港、全く同じレシピではなく、それぞれで作っているそう。日本の方がピリ辛で、さっぱりしているような気がします。お椀サイズなので、機内食を堪能する前にお腹いっぱい、なんてことにはなりません(笑)。
また、羽田のラウンジの食事はホテル オークラグループ会社が担当しているので、「フレンチトースト」も大人気。一晩じっくりミルクに漬け込まれたパンの味わいは、プリンのようななめらかな食感で繊細な味わいです。
いざ搭乗! 中・近距離路線用のビジネスクラス
搭乗まで、ラウンジで優雅な時間を楽しみ、いざ機内へ。
羽田―香港間は、中・近距離路線用のビジネスクラスのシート。電動リクライニングやフットレストで、好みのポジションにできます。シェル型座席なので、リクライニングしても、後ろの座席を気にする必要がありません。
キャセイパシフィックのビジネスクラスに搭乗する大きな魅力は機内食! 香港まではわずか4時間ほどですが、機内食はしっかりコースで提供されます。有名シェフやレストランとコラボレーションする特別企画が行われることも。メインは中華料理、日本料理、ウエスタンの3つから選べますが、やはり香港ならではの中華がおすすめです! この日は「白身魚と海老の甘酢ソース 蒸したチンゲン菜とニンジン、ジャスミンライス添え」でした。
ワゴンサービスでのチーズやフルーツ、さらにハーゲンダッツのアイスクリームなども楽しんでいるうちに、あっという間に香港に到着します。
次回は、香港国際空港のラウンジ、そして香港からモルディブ・マーレへの長距離路線のサービスについて。お楽しみに!
※朝食便は除く
DATA
キャセイパシフィック航空