アメリカでの「素敵なメッシュヘアね」のひと言でグレーヘアを決断
先輩に聞く! 白髪を個性にして素敵に輝くには?
現在のグレーヘアへの注目のまさに先駆けとなった、先輩二人に伺いました。
染めるのをやめたタイミング、そしていつまでも輝き続ける秘訣とは?
今回は、忙しさで染められずにいたときに言われたひと言がきっかけでグレーヘアを決断したという加藤タキさんです。
加藤タキさん
(コーディネーター1945年生まれ)
side
愛用しているフルウィッグは「ハイネット」のもの。手ぐしでかき上げれば、ナチュラルなショートヘアに
variation
自前の髪はロング。アップにして、そのまわりに三つ編みのつけ毛を巻いたヘアスタイルもお気に入り
カルテ
● 白髪率/70%
● 多発地帯/全体
● その他の悩み/ボリュームがない
白髪が出はじめたのは 28 歳の頃と、少し早かった加藤タキさん。当時は1㎝髪が伸びるたびにヘアカラーをしていたそう。そんな彼女が染めるのをやめるきっかけになったのは、アメリカ出張中の出来事でした。
「その頃は子育てに忙しく、染める機会を逸していた、その白黒の髪を見て、現地の人に『素敵なメッシュヘアね』と褒められたのです。これで完全に開き直りました(笑)」
’89
外国の人に「白と黒のメッシュが素敵」と褒められ、白髪を染めるのをやめる決断をした頃
こうして 45 歳のときにグレーヘア に。実は現在、このトレードマークのショートヘアはウィッグ。実際の 自分の髪はロングです。
「67 歳から社交ダンスを始め、踊るときは、髪をまとめてつけ毛でボリュームを出すなど、いろんなヘアスタイルを楽しんでいます」
ダンスのおかげで体は引き締まり、肌もツヤツヤ!
「いつまでも輝き続けるためには、髪の色よりも内面が大事。それにはどんどん新しいことにチャレンジすることです。努力したことは将来、必ずいい形で自分に返ってきます」
肌と髪ツヤアップのアイテム
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次回は、ナチュラルな髪色こそが個性と言う、シルバーヘアが魅力的な結城アンナさんです。
撮影/玉置順子(t.cube) ヘア&メイク/銭盛孝子(特攻隊) 取材・原文/山村浩子