大人の髪問題を、ぶっちゃけ対談
CHIEKO KURODA × IKUKO JIBIKI
仲良しのお二人…OurAge世代の髪事情や最近のグレーヘアブームについて、本音でトーク!
「グレーヘアを素敵に決めるには、今まで以上に努力が必要!」(地曳)
編集部 プライベートでも仲良しというモデルの黒田さんとスタイリストの地曳さん。まさにアワエイジ世代のお二人ですが、まずはそれぞれの白髪事情を伺えますか?
黒田 私は額の生え際あたりに集中していて、頭頂部や後頭部にはほとんどありません。前髪に分け目をつけてなく、毛量が多いので、あまり目立たないみたい。でも1カ月に一度は染めています。
地曳 私も生え際が多く、だいたい1カ月半に一度、美容室に行っています。その間は気になる部分だけ自分でリタッチ。くしがついたタイプを使って、一段明るい色でカバー。でも私も毛量が多いせいか、あまり目立ちません。
黒田 同じ年齢でも、白髪の量やある場所、なかには、まだほとんどない人もいるから、本当に個人差が大きいですよね。やっぱり遺伝?
地曳 いろんな要因があるとは思うけど、確かに個人差は大きいわね。そういえば、最近はちょっとしたグレーヘアブームじゃない? 実は私も染め続けるのも大変だな~と思って、検討してみたりもしたの。
黒田 私の母はもう染めるのをやめて、今は真っ白。私もいつかは染めるのをやめたいけれど、さすがにまだ早いかなと思っています。
地曳 白髪の量にもよるしね。私も行きつけの美容師さんに相談してみたのだけど、まだ量が少ないから、やめたほうがいいと言われました。
黒田 素敵なグレーヘアにするためには、どの部分にどれだけの量があるのかが関係する気が…。それにどうしても老けて見えがちなので、なかなか決断するタイミングが難しい。
地曳 雑誌に取り上げられているグレーヘアの方たちは、みんな美人で、メイクもきちんとしているから様になっているけれど、グレーヘアを素敵に決めるのは結構大変だと思う。
黒田 そうそう、きちんと手入れしつつじゃないとね。
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地曳 ナチュラルグレーヘアといっても、何もしなくていいわけじゃない。髪も肌もパサパサでは、ただの山姥(やまんば)になっちゃう(笑)。
黒田 山姥⁉︎(笑)髪のツヤは大切よね。これはグレーヘアに限らず、黒髪や茶髪の人にも共通して言えることだけど。逆に言うと、髪がきれいならノーメイクでもなんとかなるような。髪は肌と同じように年齢が表れるところですよね。
地曳 確かにそうね。どんなに格好いい服を着ていても、髪がパサパサだと残念な感じになってしまう。
黒田 それからグレーヘアにすると、 似合う服なんかも変わってきそう。
地曳 そうなの。私、以前に金髪にしたとき、今まで似合わなかった色がしっくりきた。グレーにしたら、またそれは変わるでしょうね。それも面白いから、試してみたい(笑)。
黒田 いろいろ変わっていくのも楽 しいよね。
地曳 ということは、染めるのが面倒、単にズボラだという理由、もしくははやりだからというだけでグレーヘアにするなら、やめたほうがいいかもしれませんね。
黒田 とはいえ、私もいつかは染め るのをやめたいな~。
地曳 顔がシワだらけなのに、髪だけ黒いというのも不自然だから、そのバランスのいいときなら無理がないかも。年齢でいうと 70 歳くらい?
黒田 白髪の量との兼ね合いもあるし、なかにはアレルギーなどで染められなくなるケースもあるみたいなので、タイミングは人それぞれで決めればいいのかもしれませんね。
地曳 早めに移行する人は、いろいろと覚悟すべし!(笑)
黒田 それも楽しんでしまえればいいかもしれない。
二人の本音トークは次回に続きます。お楽しみに!
撮影/前田 晃(MAETTICO) ヘア&メイク/福沢京子 スタイリスト/地曳いく子 取材・原文/山村浩子