知りたい! あまり白髪がない人の生活習慣&ケア
OurAge世代になっても白髪がほとんどないという人もいます。そんな人の生活習慣や日々のヘアケアをチェック!
白髪は栄養不足の状態。
食材と"かっさ"で血行促進
島田淑子さん 東洋医学ライフクリエーター
カルテ
● 白髪率/ほとんどなし
● 多発地帯/―――
● その他の悩み/少しクセがある
「髪は東洋医学では『血余』と呼ばれています。白髪や薄毛などは、血が足りず、髪に十分な栄養が届いていない状態。臓器では腎と関係が深く、白髪は腎の衰えと考えられています」と話す島田さんの髪は、白髪のないつややかな黒髪。
「髪の健康を維持するためには、やはり食べ物は大切です。血液をいい状態に保ち、腎の働きを高める食材は、なつめ、クコの実、黒きくらげ、黒ごま、肉など」。
島田さんはよく、なつめやクコの実を大豆粉のパン生地に混ぜて、低糖質のパンを焼くそう。牛肉は甘酒で発酵させて自家製コンビーフに、鶏肉も発酵させてブロスを取るなど、発酵食も積極的に取り入れています。
「また、頭皮の血行を促すために、かっさマッサージも習慣に。1日1回行うと、髪の健康にいいだけでなく、頭の疲れが取れ、思考もクリアに!」
白髪にいい黒い食材を 日々の食卓に
腎の働きを高める食材、なつめ、クコの実、黒きくらげ、黒ごまを料理に巧みに取り入れて。左はクコの実入りの手作り低糖質パン
発酵食で栄養も消化吸収もアップ
手前は発酵牛肉を赤ワインで煮込んだコンビーフ。奥は発酵鶏肉のブロス。発酵させることで栄養も消化吸収も高まります
次ページでは、かっさによる頭皮マッサージを教えていただきます。
かっさマッサージで頭皮の血行促進
プレートの先端で、生え際から頭頂部に向けて、最初は3㎝ずつ縦に、次にジグザグに動かして、頭全体を刺激します
側頭部の刺激は目の疲れにも◎
最後はプレートの二股を使って、頭頂部に向け一気に流します。血行を促し頭皮環境を整えることが、健康な髪を育む助けに
次回は、子どもの頃から体にも髪にもいい生活を実践している方の日々のケア法をご紹介します。
撮影/フルフォード海 ヘア&メイク/田代ゆか り(HAPP’s) 取材・原文/山村浩子