初めまして!寄る年波から逃避しつつ、永遠の美を求めて国内外を彷徨い歩くライターの松田朝子です。
いくつになっても小顔をあきらめたくない!をミッションに、2つのメソッドをご紹介。
ひとつは、長い目で、自力で頑張る、「顔ヨガ」。
もうひとつは、同窓会前の駆け込み対応にも応えてくれる、サロンの施術「クリニカル超小顔リフトアップ(最新式美容機器ハイフと頭蓋骨矯正、顔筋ケアのセット)」。
その1 「顔ヨガ」
加齢とともに、プルプル成分はなくなってくる。でも筋肉はいくつになっても付けられる!ならば、40代以降は顔にも筋肉を!
そうおっしゃるのは、顔ヨガ講師の間々田佳子さん。
間々田さんはアルゼンチンタンゴのダンサー&講師でもあり、2010年のタンゴダンス世界選手権 アジア大会では ステージ部門の チャンピオンにもなっています。間々田さんが顔ヨガのレッスンを始めて間もない頃、私は受講生になり、取材もさせていただきました。それから数年経った現在、受講生2万人以上、著書は累計54万部を誇る「顔ヨガ」のプロフェッショナルに!そんな間々田さんにあらためて顔ヨガのお話を伺ってまいりました。
顔ヨガとは、言うなれば顔の筋トレ。筋トレというと、ボディービルダーのようなイメージですが、そのボディビルダーで活躍している方は、実は50代の人が多いのです。それにはわけがあります。人は、30代くらいまでは、皮下にまだプルプル成分(ヒアルロン酸、エラスティン、コラーゲン)が残っているから、筋肉に頼らなくとも肌の弾力が保てます。でもそれからはプルプル成分は減少の一途。そうなった時、筋肉は最後の砦に。そういえば「筋肉は裏切らない」という言葉も流行りましたね。これは、顔の筋肉にも当てはまります。顔には、60近い筋肉があり、一つ一つはとても小さい筋肉。なので、少しの努力で、もちろん年齢に関係なく筋肉を鍛えられるのです。年齢を重ねた人が、肌や肉体の衰えを感じた時、もう年だからと諦めてしまうのか、筋肉で底上げをしようと思うのか?その決断で、未来の姿は変わってきます。
顔の運動不足を解消すれば、写真映りもよくなる!
体と同じように、顔も運動不足になります。老け顔というのは、顔の運動不足からくるもの。また、顔の筋肉は複数箇所を連動して動かすと変なしわになります。それらは眉間のシワ、法令線、たるみなどの原因に。そんな自分の悪い癖をリセットし、自分の顔に新しく正しい癖付けをしななくてはいけないですね。表情筋を使う感覚を体得すると、ほおも上がって目も大きくなり、硬かった表情が変わっていくのがわかります。また、写真映りが悪いと悩んでいる40代50代の人が多いのですが、日頃から顔を動かして、写真を撮られる時に気にすべき顔の部分を明確に知っておくと、苦手意識を克服できます。
年配の人だと、筋肉を動かすことは脳の活性化にもつながります。受講生の最高齢は106歳。みなさん、一生懸命顔を動かしてらっしゃいます!
イーと笑うか、ハーと笑うか? V字を作って小顔になる笑い方
上の写真は、顔ヨガを始める前の、間々田さんご自身の写真。プロフィール写真との差は、歴然。
皆さんは笑うとき、上下の歯をくっつけたまま、イーと笑いますか? それとも、口を開けてハーと笑いますか?この、笑い方の習慣も顔の形に影響するのです。お上品に笑おうとして、口を閉じたままイー、っと笑うと、あごは四角くなってマリオネットラインができます。そしてあごで引っ張っているからほおの肉がたるみ、マリオネットラインがもっと深くなる。レッスンでは、「四角いあご撲滅運動」をしていて、上下の歯を離してハーっと笑うことで、あごの力が抜けて V字のあごになります。顔の中に「V」を作る意識で笑うと、ほっぺたがキュッとした、マリオネットラインができない顔になりますよ!
「キュピタピン」で姿勢を正す!
顔ヨガとともに最近広めようとしていることは、 「キュピタピン」の合い言葉で、姿勢を正すことだそう。どんなに顔ヨガやトレーニングをしていても、姿勢が整っていなかったら中途半端な結果になってしまいます。
キュ、で、おへその下をぐっと持ち上げる(鼠径部の三角形はまっすぐ下に)
ピタ、で、足の裏を床につける(踏んでいないと体の歪みが出る)
ピン、で背筋を伸ばす「姿勢スイッチ」をいれる。
「これは姿勢の悪い人に、正しい姿勢をイメージする簡単で的確な方法を模索していて考案しました。最高の自分を手に入れるためにはキュピタピンで、体の中から鍛える。体の姿勢は心の向きにもつながり、姿勢が整うと自分に自信が持てるようになります。」
キュピタピン、今日から電車のシートに座った時や、パソコンやスマホに向かった時などに唱えて、正しい姿勢の癖を体に覚えさせましょう!
かつては小さなタンゴスタジオの一角でやっていた顔ヨガレッスンも、今や30人クラスが毎回満席だそう。プライベートレッスンも行っています。顔と姿勢を鍛えて、いくつになっても自分史上最高の自分でありたいですね。
間々田さんのレッスンは以下の公式サイトから予約をすることができます。
その2「クリニカル超小顔リフトアップ」
次に、トライしたのは、 2019年5月にオープンしたエージレス ビューティーサロン、「マグナマーテル麻布十番」。こちらは、頭蓋骨矯正プラス最新式の超音波マシン、ハイフ(HIFU)によるリフトアップが体験できるサロンなのです。そして、オーナーは、「美魔女」という言葉を世間に知らしめた、国民的美魔女コンテスト第一回ファイナリストのMAKI/川島真紀さん。
MAKIさんは、美魔女ファイナリストに選出されたのちも、モデルとして雑誌メディアに多数出演。また、アナウンサー、タンゴダンサーとして活動し、「美を表現しつつ伝えたい」という思いから、このサロンをオープンしたそうです。
都会ながらも緑の多く残る高級住宅地に隣接している麻布十番商店街にほど近く、隠れ家のような静かなサロン。
左奥に見えるのがハイフ。MAKIさんも自ら使い、惚れ込んで機械を購入したというハイフとは、高密度焦点式超音波という美容機器。2019年製の最新式の機械は、目の下ギリギリのところにも当てられて、たるみやちりめんジワの改善にも。眉の上にも当てられ、額のシワ予防だけでなく、リフトアップにより目が開きやすくなったりという嬉しい効果も。
使用法は、超音波検査のように、皮膚にジェルを塗ってカートリッジを当てるスタイル。皮膚の深いところにある筋膜に働きかけるもので、加熱によって起こる収縮がリフトアップに、皮下組織の修復作用がコラーゲンの生成につながります。ハイフはメスを使わない整形手術とも言われていて、リフトアップやシワ、法令線を薄くすること、脂肪を融解させて痩身にと、さまざな効果を期待されて美容の現場で使われているのです。
サロンでの施術のオススメは、ハイフと頭蓋骨矯正と顔筋ケアがセットになった 「クリニカル超小顔リフトアップ 100分」[初回20000円。2回目以降は、回数券(3回~)購入で初回料金と同額。通常価格は1回28000円]。 美容皮膚科や他のサロンでもハイフは体験できますが、場所によっては1桁くらい金額の違うところも。この金額なのは、「マグナマーテル麻布十番」がこの美容機械の販売代理店でもあるからです。そして、ハイフと頭蓋骨矯正を合わせた施術が、こちらのオリジナルなんです。
骨の専門家、院長HIRO/井上博文さんによる
「クリニカル超小顔リフトアップ 」
HIRO院長(米国公認カイロドクターの専任教育を受けた、骨の専門家)のお話では、頭は、体重の8~10%の重さがあり、女性は 4kg~5kg、男性は6キロくらいあるのだそう。 28枚の骨からなる頭蓋骨は、嚙みしめ癖などでゆがんでいる人が多く、また現代人は電磁波の影響やストレス、不眠などで脳に余分な水分を溜め込みやすいのだとか。さらに首、肩こりがあると老廃物が流れず、詰まって顔が大きくなってしまうことに…!
そこでハイフの前に頭蓋骨矯正で骨の歪みを直します。まずは背骨の調整をしたのち、頭の調整。
痛い施術はないので、怖がりの人も心配は無用です。歪みを整えることでリンパの流れが良くなり、より小顔効果が期待できます。
顔には、1.5mm、 3mm、4.5mmと3種のカートリッジを使います。それぞれ、超音波が届く層が違うのだそう。4.5mmのものは主に顔の下半分一番深いSMAS(スマス)層に届く。3mmのものは顔全体に使用、真皮層に届く。1.5mmのものは額など、肉の少ないところに。
実際にハイフを体験してみると、額のような皮膚の薄いところでは少しピリッとしたものの、 ほとんど無感覚。皮膚が赤くなったり、跡が残ったりもありません。
最後はパックで仕上げ。
効果もすぐ現れ、左のビフォーと右のアフターで全く違う
フェイスリフトというと、痛みとかダウンタイムが気になりましたが、それらが全く嘘のよう。ちなみにハイフは1回で効果実感がありますが、じわじわと元に戻るので、3週間おきに施術し、それを底上げするように3回繰り返すと基礎がアップするとのこと。半年続けられたら理想的なのだそうです。
また、美容整体のメニューも揃っており、長年、産後の骨盤ケアに携わってきたHIRO院長による骨盤矯正のコースもオススメです。骨盤矯正には、美容整体のほか、治療の必要な人のための定期コースがあり、こちらは80分で12000円とリーズナブル 。骨盤が広がってしまうと、筋肉が正しく使われなくなってスタイルが悪くなるだけでなく、尿漏れや頻尿、骨盤臓器脱を起こしやすくなるとのこと。中高年は骨盤にも意識を向けたいところです。
長年骨盤トラブルを抱えている私(それに伴う腰痛、一時は尿漏れ・頻尿など)は、こちらでおすすめされた骨盤矯正師協会監修の遠赤外線 骨盤ベルトを着用することに。その成果に期待してます。
今後もエイジレス・メソッドを増やしていくという「マグナマーテル麻布十番」では、「女性がキレイで生き生きしていると家族もみんなハッピー。うちはそのお手伝い」とおっしゃるMAKIさんから、エイジレスビューティーのパワーももらえますよ!
マグナマーテル麻布十番
東京都港区麻布十番5-7-5 2F OASIS RESORT SPA内 03-6161-6239
営業時間 10:00〜22:00
メールアドレス magnamater.azabu@gmail.com
取材・文/松田朝子(まつだ ともこ)
東京・銀座の料亭に生まれ、家業を継ぎながら旅行作家に。現在は年齢を超越したボディ&マインドの追求に、国内外を駆け回るトラベルジャーナリスト/ライター。趣味はこれからの人生そのもの。そして猫とアルゼンチンタンゴ。調理師免許あり。日本旅行作家協会会員。