肌にやさしい、贅沢な絹のボディタオル
今、京都を訪れる若い女性たちに大人気のスキンケア、コスメ、美容雑貨の店「よーじや」。
市内各所にある店は、いつも女の子たちで賑わっています。そもそも「よーじや」は、創業の明治37年から「紅」「白粉」「お歯黒」など舞台化粧をメインに商い、花街や歌舞伎関係の人たちに贔屓にされたお店です。江戸時代、女性の身だしなみとされていた「お歯黒」を塗る前の手入れに使われていた「楊枝(ようじ)」を扱い、時代を経て、歯ブラシ専門店を営んでいたことが、現在の名の「よーじや」の由来だとか。
日頃から身だしなみに、気を配る京都の女性たち。美しさを保つことには、年齢に関係なく熱心で、常に、きちんと整えられた髪と、艶やかな白い肌、乱れのないメイクには、いつも感心してしまいます。昔から、京都の女性の美しさを支える「よーじや」には、きっとOURAGE世代の美容に役立つ品があるに違いないと、連日、若い女性たちの熱気あふれる店内を歩いてみることに…。ありました!かわいらしいパッケージの品々が並ぶ棚に、「これは若い子だけに使わせるには、もったいない…」と思う品が…。それが、今回、ご紹介する新製品の「絹たおる」です。
このタオルは、伝統製法の養蚕から生み出したという最高級絹糸を100%使ったボディ用のタオル。一般の絹糸では、洗い流されてしまう、セリシンという保湿効果の高いタンパク質を残したまま、特殊製法で織り上げたものだそう。さらにお店の方に使い方を伺うと、「セリシンが残っているので、石鹸なしでも、体を磨くように洗うと、スベスベになります。もちろん石鹸をお使いいただいても、よく泡立つので、肌をやさしく洗い上げることができるんです」と。人間の肌によく似た18種類のアミノ酸で構成されている絹。触れているだけで、肌が美しくなるといわれる繊維です。その細い糸の断面は、三角形をしており、それが肌表面の汚れや古い角質をやさしく取り除くのだそう。話を聞くだけで、いつも使っているナイロンのボディタオルとは異なり、肌によさそうな感じです。だって絹100%なんですから…。
さっそくバスタイムに使用。お店の方のアドバイスに従い、まずは、石鹸なしで、体全体を磨くように使ってみました。馴れないせいか、幾分、物足りなさを感じますが、お湯で流すと、薄いベールに包まれたように、驚くほど肌表面がツルツルしています。さすが絹!きっとこのまま続けた方が、肌にいいかもしれませんが、人一倍、汗っかきの私、残暑の中、外出から戻ると、肌の表面は、汗と汚れと皮脂で、ベトベト状態。そこで、やはり石鹸を使うことに…。ふんわりやわらかな毛糸のような生糸で織り上げたというタオルを、空気を含むように石鹸を泡立てると、キメの細かい泡が作れます。
絹だけに、肌の感触も、ナイロンタオルとは違いソフトで、そのクリームのような泡で全身を包む心地よさは、格別です。肌の垢も、しっかり取れたような爽快感も味わえ、ナイロンタオルの洗い上がりより、肌表面にしっとり感が残っています。これぞ絹のボディタオルの実力。乾燥しやすい冬には、手放せなくなりそうな予感が…。泡を十分に含みフワフワとしたタオルの肌当たりは、心までやさしく包んでくれるような、幸せな気分にしてくれます。絹で全身を洗う贅沢なバスタイム―OurAge世代には、ふさわしいリラックスなひととき。今、バスルームの必須アイテムになりました。
よーじや 祇園店
京都市東山区祇園四条花見小路東北角 ☎075-541-0177
http://www.yojiya.co.jp/
小原誉子
ブログ「ネコのミモロのJAPAN TRAVEL」 http://blog.goo.ne.jp/mimoron/
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