歯磨き剤にも増して選ぶのに迷うのが、歯ブラシですよね。ミーナはコンパクトサイズで、柔らかめが好みです。また、歯間部のための、部分磨きブラシも愛用中。もちろん、フロスも使ってます。道具だけは、合格?
歯磨き剤とともに、毎日のデンタルケアに不可欠なアイテム・歯ブラシ。
歯ブラシも種類が多く、選び方に悩むものです。
選び方のポイントを、ライオン オーラルケアマイスターの河村さんに、引き続き伺いました。
ヘッドの形とサイズ、ハンドルの太さと角度が決め手
「歯ブラシの交換の目安は、1カ月に1度。1カ月たっていなくても、
ブラシ部分を裏から見て、はみ出しているようなら交換してください」と河村さん。
交換時が過ぎた古い歯ブラシを使い続けていると、
せっかくの歯磨きが効果を上げないばかりか、
歯や歯茎を傷つけてしまうことがあるので気をつけましょう。
また、歯ブラシは1種類ではなく、2〜3種類くらいを使い分けることを提案。
「全体を磨くにはフラットな中サイズ、奥歯や磨きにくい部分はコンパクトサイズ、
歯周ポケットには極細毛タイプなどを。
ヘッド部分は口中のサイズや状態に合わせ、
ハンドル部分は握りやすさで選ぶといいですね」とアドバイス。
いろいろ使い比べてみるようにしましょう。
歯ブラシはヘッドのサイズと毛の形で選んで
歯ブラシはヘッドの形状や大きさによって、
いろいろなタイプがあります。
ヘッドの大きさを決めるのは、植毛の縦横の列数。
横列が多いほど幅が広く、縦列が多いほど長くなり、
全体を磨くのに適しています。
逆に縦横の列数が少ないほど、
コンパクトで奥歯や歯間、歯周ポケットなどの部位に合います。
また、毛の整え方や毛そのものの形によってもタイプが変わります。
一般的には、表面がフラットで毛先が丸いほうが全体磨きに、
段差があったり、先細り毛のほうが細かい部分に向きます。
これらはあくまでも目安。
実際に使ってみて好みに合うものを選ぶことが、
デンタルケアを長続きさせるポイントになります。
奥歯や歯茎の隙間などが磨きやすいコンパクトタイプ
[右]超先細毛&超コンパクトヘッド。GUM デンタルブラシ#177 やややわらかめ¥300/サンスター
[左]奥歯の磨きやすさはピカイチ! クリニカアドバンテージ ハブラシ 超コンパクト ふつう オープン価格/ライオン
磨き残しを起こしやすい隅々には部分磨き用
[右]歯周ポケットにも届きやすいスーパーテーパード毛。EX ワンタフトsystema ¥300
[左]歯間部や奥歯に。EX ワンタフト M ¥300/ライオン(歯科用)
接地面積が広く簡単に効率よく磨ける幅広ヘッド
[右]磨きやすさ抜群の植毛6列タイプ。プレミアムケアハブラシ 幅広ヘッドレギュラー¥350/エビス
[左]先端細りタイプ。ラディウス トゥースブラシ SOURCE ペーパー ソフト¥1,000/アリエルトレーディング
ブラシとラバーのW効果でしつこい汚れを落として白く輝く歯に!
[右]美白ラバーと幅広ヘッドでステイン除去。プラチナケアハブラシ やわらかめ ¥350/エビス
[左]2種の毛とラバーでケア。デンタルプロブラック ホワイトニングコンパクトオープン価格/デンタルプロ
先細毛先や植毛方法に工夫をこらしたこだわり歯ブラシ
[右]先細毛と丸形毛の組み合わせ。デンタルプロ ブラック 超極細毛 オープン価格/デンタルプロ
[中]先端が3本に分かれた毛を採用。GUMデンタルブラシ#318 やわらかめ¥380/サンスター
[左]極細毛束を段差で植毛。ディープクリーン 歯ぐきケアハブラシ コンパクト やわらかめ オープン価格/花王
フロスとの併用は必須です!
自分に合ったタイプを選んで
1.奥歯の歯間にもラクに入る設計。クリニカアドバンテージ デンタルフロスY字タイプ 18本入り オープン価格/ライオン
2.バトラー アンワックスフロス shredresistant・right kind・BIT O’WAX 各45.7m ¥400/バトラー
3.小型で使いやすい。デンタルプロ 歯間ブラシ 2SS 極細タイプ 15本入り オープン価格/デンタルプロ
4.ハンドルが長く持ちやすい。デンターシステマ歯間用デンタルブラシ SSS 超極細タイプ 8本入りオープン価格/ライオン
5.ベーシックなフロス。GUM デンタルフロス アンワックス 40m ¥600/サンスター
6.歯間ブラシ用。ガムアドバンスケア 歯間ケアジェル(医薬部外品)13㎖ ¥380/サンスター
●歯科用商品のお求めは、かかりつけの歯科医院にご相談ください。
撮影/板野賢治
構成・原文/近内明子