メガネっ子のミーナ、メガネの奥でもアイメイクは気になります。年々衰える目力の悩み解決、人気メイクアップアーティストの CHIHARUさんに「大人のアイメイク」のポイントを教えていただきます。
「盛る」より「補う」が決め手!
人気メイクアップアーティストCHIHARUさんが指南
CHIHARU流 大人女子の目力ポイントはこれ!
鏡をのぞいたときや写真を撮ったとき、何となく顔がぼやけている、と感じていませんか?
それは目力が衰えていることが原因かも。
とはいえ、やりすぎメイクはかえって老けて見えてしまうし…。誰にでも似合う、大人にふさわしい目力倍増メイクを教えてもらいました。
色やラインを〝盛る〞だけでは、凜とした美しいまなざしは作れません。
ラインとシャドウのバランスを見極め、シンプルなのにインパクトのあるアイメイクこそ、大人の目力を引き出してくれるのです。
今回は、OurAge世代の魅力的な目元を作るアイメイクのポイントについて、CHIHARUさんにお話をうかがいました。
CHIHARUさん
profile
宝塚歌劇団で男役スターとして19年活躍。在団中からヘア&メイクの勉強をし、退団後ヘア&メイクアップアーティストに。女性誌をはじめ、CMなどでも活躍。女優やタレント、宝塚スターからの信頼も厚い。『CHIHARU式美顔造形メイク』(幻冬舎)が好評発売中。MyAge 2014 Summer、OurAgeでも記事が大反響
上まつ毛で攻めて、
下まつ毛は自然に
OurAge世代になっても、若い頃に覚えたアイメイクをそのまま続けていませんか? 年齢を重ねるとともに、どうしても目尻やまぶたが下がってきたり、まつ毛が貧弱になってきたりします。せっかくメイクをしても、なんだか似合わない、顔がぼんやりする、疲れて見えると感じているなら、それはアイメイクを見直していないせいかもしれません。
そこで、その人の美しさを最大限に引き出すCHIHARU流アイメイクの極意を紹介!
「40代以降はアイラインとまつ毛でエッジを効かせるアイメイクがおすすめです。どうしても目元の影が増えてくる年代なので、アイシャドウを入れすぎると影を強調して老けて見えてしまいます。アイラインは苦手という人も多いようですが、ラインを引きっぱなしにしないで、アイシャドウでぼかすというひと手間をかけることで、とても自然でインパクトのある目元に仕上がるのでぜひマスターしてください」
というCHIHARUさん。
大人の品格は「きわ」に宿る。
きわの処理こそ大切
重要なのは、上まつ毛のライン。リキッドアイライナーで、まつ毛とまつ毛の間を埋めるようにラインを引き、そのラインをシャドウでぼかしていきます。とても簡単なテクニックですが、効果絶大! 繊細で上品なのに、パッと目元に強さを感じる仕上がりに。
「いくつになっても、うるっとした湿度のあるまなざしをもつ女性は素敵ですよね。何かを真っすぐに見つめたり、少しうつむいたり、思いきり笑ったり…。いろいろな表情を楽しむためにも、ナチュラルだけれど深みのあるアイメイクを心がけましょう。
女性はキレイな目でキレイなものを見る、キレイな唇でキレイな言葉を話すことでもっともっと美しくなれるというのが私の持論。表情はその人の生き方までも語りかけるものだからです。そのためにも、まず、潤いのある、上品で美しいアイメイクをマスターしてほしいのです」
眉尻に表情のある、潤いを感じる目元は
リキッドをうまく使って
パウダーファンデーションで目元のくすみをカバー
くすみの目立ちやすいまぶたと目の下はパウダーファンデーションを薄くのばしてアイメイクの下準備を。
[上]グレースソフィーナ クリーミィパウダーファンデーション¥3,200・ケース¥1,000/花王 [下]モイスチュアヴェール LX¥5,500/カバーマーク
次回は、CHIHARU流 アイメイク基本テクニック3カ条をご紹介します。
撮影/天日恵美子 ヘア&メイク/CHIHARU スタイリスト/田内玲子
取材・原文/近内明子