静かなお庭で心洗われ
祇園の町家レストランで舌鼓
こんにちは。趣味のライブ追っかけで
全国を旅する羽目になっている地曳いく子です。
滋賀にライブ遠征の帰りに、乗り換えで立ち寄った京都。
曇天の冬の京都オンナ一人旅は、郷愁旅になると思いきや、
普段拝観出来ない建仁寺開山堂、東寺五重の塔内部拝観など、
桜や紅葉の季節も良いけれど
冬にしか出会えないオトナ京都を堪能してきました。
俵屋宗達・国宝「風神雷神図」(複製屏風/原本は京都国立博物館)
で有名な日本最古の禅寺、建仁寺ですが、
「大我心呼」、栄西(ようさい)禅師(臨済宗開祖・建仁寺開山)が説いた
「大いなるかな心や」の言葉どおり
境内ではそこに居るだけでまるで禅や瞑想をしているかの様な、
静かな心を取り戻せます。
建仁寺
特別公開の開山堂は、栄西禅師の廟所。
客殿には、水墨画「龍虎図」や、
「松鶴波図」「白梅群禽図」など江戸時代の障壁画が。
残念ながら、撮影禁止です。
また、法堂のまるで生きてる様な「双龍図」や
石庭も見ものですが、
茶席「東陽坊」隣の建物で頂くお抹茶(500円)もまた格別。
全くお茶のお作法を知らない私でも大丈夫、お茶の頂き方を
しっかり指導して頂きました。
建仁寺の塔頭の一つ、禅居庵(ぜんきょあん)にある、
摩利支尊天堂(まりしそんてんどう)にて。
イノシシは摩利支尊天※の使者で、境内にはイノシシ像がたくさん。
なので、亥どしの守り神とも。
※元はインドの神様で陽炎を神格化。
いっさいの災難を防ぐことから、中世武士の間で信仰されるように。
建仁寺・開山堂の南にある
六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)で、六道輪廻地獄巡りも。
黄泉がえりの井戸など「あの世」に繋がる?神秘的な井戸横では
水につけると読めるおみくじを引くのを忘れないように。
六道珍皇寺
冬の京都旅は、次ページに続きます。
お参りが済んで、暫し祇園小道を散策。
お昼は「豆寅」で小さな豆すしを頂きました。
平日だったのですぐに席に案内され、
前菜12皿、お椀、焼肴、豆すし14品、甘味わらび餅のランチコースに。
お酒「みやこつる」を一本頂いて6800円プラス税。
京都府京都市東山区祇園町南側570-235
Tel 075-532-3955
大人なのでタクシーで東寺に移動。
こちら東寺でも、五重の塔内部が特別公開中。
密教の教えを3次元で表現した立体曼陀羅でした。
ガイドの方の説明を聞いてから拝観する事をお勧めします。
境内の灌頂院(かんじょういん)の曼陀羅図も特別に拝観できました。
どれも撮影禁止なので、自分の目で見てくださいね。
東寺
非公開文化財特別公開のご紹介や、京の食文化ご案内など、冬の京都の観光情報は、
http://www.kyokanko.or.jp/huyu2015/index.html
まで。