老け見えの元凶、
「薄毛」と「白髪」問題を何とかする方法13
いつまでもキレイでいるために…
「あ~もう白髪の根元が見えてきた…」、「この薄毛ははたして治るのだろうか…」。人の視線が気になり、鏡を見てもため息が出る。薄毛と白髪はOurAge世代の永遠の課題です。対策についてはさまざまな噂を聞くけれど、不確かな情報に踊らされるのもイヤ。薄毛と白髪を根本からなくすために、本当に必要なことは何かを追求します。
それをふまえたうえで、「これは効く!」という、美容業界で話題の方法を厳選してお届け。試すうちに鏡を見るのが楽しくなってくるはずです。
「薄毛」と「白髪」の原因は? 治せますか?
「薄毛」や「白髪」はなぜ起こるの? なくすことはできる?
3人の髪のエキスパートたちに、最新の知見とともに教えていただきました。
今回は、理学博士の山口葉子さんのお話です。
山口葉子さん Yoko Yamaguchi
1962年生まれ。理学博士。聖マリアンナ医科大学 難病治療研究センター 客員教授。ナノエッグ社長
髪は植物と一緒!
髪を支える土壌となる頭皮の状態をよくすることが何より
「肥えた土で草花が元気に育つように、髪も土壌がよければ育ちがいいんです。土壌とは毛を作り出す部分を取り巻く真皮の環境のこと。頭皮に直撃する紫外線や加齢などにより、真皮の大部分を占めるコラーゲンやヒアルロン酸が痩せて、量も減ってスカスカの状態になると、血液を通して毛根へうまく栄養が送られず、髪の生育が悪くなることがわかっています。
土壌となる真皮を密な状態に戻すためには、コラーゲンを生み出す線維芽細胞を活性化すること、コラーゲンそのものの産生を上げることが効果的です。また、真皮のコラーゲンやヒアルロン酸にダメージを与えないだけでなく、あらゆるトラブルを招く炎症を抑えることも大切。肌と一緒で、頭皮の真皮もふかふかを目指しましょう」
●髪を支える良好な土壌とは?
肌と同じように、ハリや潤いの源となるコラーゲンやヒアルロン酸が真皮に豊富にあると、髪が育ちやすい環境に。加齢や紫外線ダメージ、肥満、ストレスなどによりこれらが減ると、スカスカの頭皮に
次回からは、「薄毛」と「白髪」を防ぎ、治すための13の具体的な方法をご紹介していきます。
撮影/永躰侑里 イラスト/きくちりえ(Softdesign) 構成・原文/中島 彩