先日、ずっと前から念願だったボイストレーニングを受けて来ました。そうしたら、思っていた以上にコロナ生活のいろいろな心身ストレス解消に良かったんです! 今回は私の体験レポートとともに、先生がOurAge読者のために提供してくださった動画を紹介します。
先生はテレビなどにも出演されている、音楽プロデューサーのミニー・Pさん。音楽スクール「ウイングスミュージック」を開講されているほか、作詞・作曲・編曲も行い、数々のアーティストに楽曲を提供しているスゴイ方です! 私は偶然にも友人として知り合ったのですが、美容業界にも生徒がたくさんいます。その方々がキラキラと目を輝かせて「楽しいよ~」、「すごく良いよ~」と絶賛しているので、これは何か「美の秘訣」があるに違いないと思っていました。現に、先生ご自身が小柄でとても可愛らしいのですが、OurAge世代のド真ん中。肌も髪もツヤツヤで、とても同世代とは思えません。
レッスンの最初に先生のピアノに合わせて「ア~~~~~~~」と息が続く限り長く発声します。これは、レッスン後にどれだけ息が長続きできるようになるかを検証するため。そして、正しい立ち姿勢と発声の基本(口の開け方)を教えてもらいました。
◆正しい立ち姿勢◆
肩幅くらいに足を広げて立って恥骨を上向きにし、お尻の穴を締めるようにします。こうすると、お腹に力が入って声が出しやすくなるんです。そして胸を前に出し、肩を軽く上げ下げしてから力を抜きます。私は反り腰になりがちなのですが、これはNG。お尻の穴を締めるのは、普段の生活の中でも気づいたときに何度でもやるといいそうですよ!
◆発生の基本レッスン◆
口を縦に開けて「ア」と発音します。続いて、「イ・ウ・エ・オ」も「ア」と同じく口を縦に開けるようにして発音。アヒルのくちばしのような感じにするのですが、慣れないと難しいです~! そして、カ行以降も同様に50音を発声。このレッスンは、母音を意識して発声することで地声を鍛えるトレーニングにもなります。
次に、呼吸法のレッスン。できるだけたくさん息を吸って、歯の隙間から「シ~~~」と少しずつ息を吐きます。この時、両手で肋骨をおさえてお腹がへこまないようにキープ。驚いたことに、正しい姿勢で呼吸法レッスンを1回やっただけで、最初に28秒だった「ア~~~」が36秒になりました! 肺の強化にも良さそうです♡
さて、ボイストレーニングのハイライトは「声帯のストレッチ」です。これは声のエイジングケアにも効果的。電話などで相手の姿が見えない時に、声でだいたいの年齢を判断しますよね? 声帯も筋肉なので、衰えると「おばさんの声」になってしまうんです。
「ドソド、レラレ…」のピアノに合わせ、「ア~ア~ア~」と音階を上げていきます。最初の姿勢(1)から真ん中の音の時に両手を上げて腰を落とし(2)、元の姿勢に戻ります(3)。2の時に目を大きく開けるのがポイント。額を動かしてはいけません。
音階はできる限り高い音まで上げていき、そのあとできる限り低い音まで下げていきます。これはかなりの運動量で、日ごろ運動不足の私は終わるなり「ハァ、ハァ、ハァ、み、水ください…」という状態に。
口の開け方と目の見開き具合はこれです! 声帯ストレッチ指導中のミニー・P先生をお手本にしましょう♡
自宅でできるボイストレーニングの動画はこちら。声帯ストレッチのほか、アヒルのような口の開け方での「アエイオウ~」のストレッチ付き発声練習を紹介しています。
◆ボイストレーニング動画
https://www.minniep.com/movie.html
『声を磨けば、人生が変わる』(集英社インターナショナル)
ミニー・P先生のボイストレーニングをもっと知りたい方は書籍もあります。私が受けたレッスンはもちろん、スピーチのコツやカラオケが上手くなるテクニックなども紹介されていて面白いですよ♪
約1時間のレッスンを終えて思ったことは、今のコロナ禍での生活で体も顔も動かなくなっているということ。オンライン中心で人と会って話す機会が減り、声を出さないし表情を変えることも少なくなっています。レッスン後は声が出しやすくなって目もパッチリ(した気がする)。深い呼吸ができるようになって、運動不足とストレスも解消。しかも肺活も…! 最初の「ア~~~」は、レッスン終了後には41秒になっていました。コロナ禍の心身メンテナンス対策にもなるボイストレーニング、今こそオススメです。
ミニー・P先生のレッスンなどは公式ホームページをご覧ください。
インスタグラム@kurikobeautyでコスメ情報などを随時発信中。