継続は力なり。コツコツ美容こそ結果につながるはず
住吉周子さん
Shuko Sumiyoshi
59歳。美容皮膚科・漢方内科
Shukoクリニック院長
医学博士。同志社大学生命医科学部研究員。スレッドリフトに定評。韓国美容医療にも詳しい。「1年後に今より少し若く見える」くらいの健康ナチュラルさで、切らずにその人に合った美しさとエイジングを目指す
美容医療の前に大事なのは普段のお手入れ
美容医療のほか漢方などインナーケアにも知見が広い住吉周子先生。
「継続は力なり。日々のお手入れや食、運動をまずは大切にすることが未来の肌や美しさにつながります。私は、レーザーとスレッドリフト程度でどこまでナチュラルなエイジングができるか、挑戦中です。1年後に今の自分より少し若く元気に見えたらいいですね」
素敵女医の
私の美容医療&ケア ヒストリー
●36歳
32歳で出産。当時は内科医で、34歳くらいから研究生として病院で学び、35〜36歳で皮膚科医に。その頃、体型と髪に悩んでいたので、継続的にエステへ通いつつ、髪はこれ以上抜けないようにカリタの頭皮用の美容液を塗っていました。たるみに対してはエレクトロハンドやEMS系、自宅では美顔器を使用。
●48歳
美容皮膚科医に転じて数年たった40代では、少しずつ美容医療をするように。初めはレーザーピーリング、サーマクール、ウルセラ、PRPなどを。段々興味が湧き、40代後半にボトックスやスレッドリフトをするようになって、プラセンタや漢方なども。この時代がいちばんアグレッシブに美容医療をしていたと思います。
59歳の今は
50代になると、糸は患者さんに試す前など、たまに入れる程度になりました。40代後半のようにがっつりというより、マシン系と組み合わせて。それまではレーザーピーリングなど弱めのマシンを使っていたので、ウルセラより痛みが少ないウルトラフォーマー、ボルニューマーを。今は、ライムライトの光治療、レーザーピーリング、ジェネシスや交差超音波などをたまに行う程度です。
●リフトアップなら今はボルニューマーが推しです
たるみ治療のためのボルニューマーを今、推したいですね。アイロンのようにコロコロしながら熱を与えられて、目のまわりにも使えるんです。ハイフだとこけてしまうという方も、ボルニューマーならその心配もありません。グルタチオン、α-リポ酸は点滴で。
RF(高周波)テクノロジーを使用した治療器ボルニューマー。表皮にはできるだけダメージを与えず、真皮、脂肪層に熱を加え、コラーゲンを増成。脂肪層を引き締め、たるみの改善に。冷却、振動機能により、治療中の痛みが軽減されているのも特徴。
グルタチオン点滴は自分の中の抗酸化力や免疫力を上げ、活性酸素を除去しようとする力をより強くしてくれます。α-リポ酸を加えたりすることも
●幹細胞上清液入りのコスメで、スキンケア&フェムケア
炎症を鎮め、保湿力を高める幹細胞上清液入りの腟剤を韓国で見つけました。使ううちに肌がきれいになるという患者さんも。私は腰痛が軽減しました。ナノ化した24Kと4種のエクソソーム入りのクリームは、肌がぴんと引き上がるようなパワフルな使用感です。
「タンポンみたいな形状で性交痛や腟萎縮による痛みにも」。幹細胞培養上清液、ハーブ、乳酸菌、ナイアシンアミド、エクトイン、アミノ酸など。乾燥改善、腟内の環境を整えます。RE:Q PINK Revital Serum/私物
ナノ化された24Kを贅沢に使用。歯髄由来幹細胞培養上清液と、組織修復に長けた臍帯由来幹細胞培養上清液を配合したリッチな美容クリーム。エクソコンプレックス 24Kナノリッチクリーム/私物
●いろいろ試した結果、つばめの巣とハトムギ茶に効果実感あり
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)、女神散(にょしんさん)などの漢方を取り入れていますが、5年以上飲んでいて、最も効く感じがしているのがつばめの巣。肌が輝く感じがするんです。レーザー後に摂取することもあります。ハトムギ茶の三養茶は、アンチエイジング、美肌、むくみ解消に。
上記のほか、漢方ニンジンを煎じたもの、飲む日焼け止め、ルテイン、ビタミンC、コラーゲン、BBX、青汁、NMNなども摂取しています。
⼿摘みの天然つばめの巣とてんさい糖、水。オーガニック処方のジュレタイプ。RIA RASA クレオパトラの朝食/私物
発芽ハトムギが主成分。有機ゲルマニウム、コイクセノライド、ビタミン、ミネラルがバランスよく含まれていて、体の新陳代謝を活発にします。ゴールド三養茶/私物
写真/本人提供 取材・原文/通山奈津子