綿棒で押すだけ! たるみ防止の最強メソッド
「 フェイスマップケア」で、内から外からリフトアップ!
顔は体を映し出す鏡、美しさと健康へと導く地図―。
そこから名づけられた顔の反射区「フェイスマップ」の理論による簡単セルフケアで、顔のたるみに強力アプローチを。
フェイスマップケアは、顔診断と反射区、神経学を合体させた最強理論
顔にも足裏と同じように、体の各臓器とつながる反射区があるのをご存じでしょうか? 例えば、昔から「口の横が切れるのは胃腸が疲れているから」などと経験的に言われてきました。
「口角は十二指腸の反射区なので、実はその判断は非常に理にかなっているのです」
と話すのは、フェイスマップケアの考案者である奈部川貴子さん。
「私は長年、美容ジャーナリストとして美肌の研究をしてきました。その中で、顔にも各臓器につながる反射区があることを知り、世界に伝わる“顔による分析法”の勉強を始めたのです」
東洋医学では古代から、顔色や皮膚の様子を診る“望診”があり、アーユルヴェーダにも顔分析が伝わっています。欧米にも、医師や自然療法家などのあいだで“フェイスマッピング”と呼ばれる顔診断法や顔のリフレクソロジー療法があります。
「これらの反射区は必ずしも共通ではありません。鍼灸でいうツボともまた違います。勉強すればするほど、顔診断の世界は奥深いんです」
それぞれの共通点や違いを検証し、顔の反射区、ツボ、筋肉、神経の位置関係を考察すると、神経の枝が密集しているところに大事な反射区やツボ、血管があることに気づいたといいます。
「その神経はネットワークで全身につながっています。したがって、反射区やツボに刺激を与えると、神経のネットワークを介して筋肉や脳、臓器など全身に伝わるのです。こうした現代の“神経学”も加え、知識と検証、実際の経験をもとに体系化していきました」
奈部川さんのフェイスマップは、世界各地の顔分析法をベースに、独自に導き出したオリジナルメソッド。
「この理論を美容と健康のセルフケアに応用し、綿棒や指などで日常的に簡単に実践できるようにアレンジしたのが“フェイスマップケア”です」
東洋医学の望診、西洋の顔リフレクソロジー、現代医学の神経学をベースに、顔のポイントへの刺激と生活改善などで美肌、体調改善に導きます。
次回は、肌トラブルと顔の部分との相関を図にした、詳しい「フェイスマップ」をご紹介します。
撮影/フルフォード海 ヘア&メイク/木下庸子(プラントオパール) モデル/島村まみ スタイリスト/程野祐子 イラスト/内藤しなこ 構成・原文/山村浩子