簡単なのに効果てきめんと評判のセルフマッサージ「整筋メソッド」を、考案者の村木宏衣さんに伝授していただきます! スキンケアのついでやお風呂につかりながら、フェイスラインのたるみを撃退。
教えてくださるのは
村木宏衣さん
Hiroi Muraki
1969年生まれ。アンチエイジングデザイナー。Amazing♡beauty主宰。自宅で手軽にできる独自の整筋メソッドが大ヒット。著書に『整筋 顔体大全』(日経BP)などがある
顔の筋肉を整えれば自然とリフトアップ
長引くウィズコロナ生活で、大人の女性のたるみ、しぼみが加速していると指摘する村木宏衣さん。
「マスク装着で表情が乏しくなり、顔筋の運動量が著しく低下したことが原因。肌の代謝と血流が低下し、たるみ、しぼみを招いています。
またリモートワークでデジタル機器に接するとき、下を向いていることも原因。精神的なストレスもあいまって首、肩がこり、血流やリンパの流れが滞っているのです。
知らず知らずのうちに歯をくいしばり、あごの動きの悪化で頰骨まで引っ張られ、頰の頂点の位置まで下がるという現象も。
でも安心してください。セルフマッサージでこわばった筋肉をほぐし、スムーズな代謝と血流を取り戻せば、肌は素直に応えてリフトアップ&ボリュームアップします」
フェイスラインのたるみ撃退マッサージ
マスク下ではボソボソとしたしゃべり方になり、舌や口まわりの運動量が低下して顎下リンパが滞りがちに。これを流すことで、二重あごやフェイスラインのたるみがすっきり。
Point 手はこの形!
人差し指を「カギ形」に曲げ、第一関節から第二関節にかけての平面の部分を使います。
左手の人差し指をあご下のたるたる部分に当てる
「カギ形」にした人差し指を、あご下(あご先から2㎝くらい内側)にぴたりと当てます。
指をしっかり当てたまま「あ」→「ぐ」と口を開閉
人差し指をしっかりと当てたまま、「あ」と口を大きくあけ、「ぐ」と口を小さくすぼめます。声は出さなくてもOK。これを8セット繰り返して。
指の位置をずらしながら片側6カ所ずつ
人差し指の位置をあご下からエラの下へと少しずつずらしながら、同様に「あ」「ぐ」を繰り返します。左手の人差し指で右側、右手の人差し指で左側を。
撮影/藤澤由加 イラスト/きくちりえ(Softdesign LLP) 取材・原文/小田ユイコ
次回は、頬のたるみを改善するメソッドをご紹介します。