たるみ、口角の下がり…長引くマスク生活で、あなたの“口元”は大ピンチ! 舌の筋力が衰えて“落ち舌”になっていないかをチェックして、小顔を取り戻してみませんか?
教えていただいたのは
末光妙子さん
Taeko Suemitsu
歯科医師。日本大学松戸歯学部付属病院、一般歯科医院に勤務。2011年、歯科クリニック「ミュゼホワイトニング」の立ち上げに携わる。同歯科医院を運営する医療法人理事長
あなたも「落ち舌」!?
顔全体の印象を左右するのは顔の「下半分」。そしてその下半分の美しさを決めるのが、口の中に隠れた舌の状態です。指標となるのは、舌の正しいポジション。
「下右の図のように、舌全体が上あごに沿って貼りついているのが正解です。舌先は前歯に触れず、前歯裏側の歯肉の突起に軽く添えられているのがベスト。上下の歯は2~3㎜程度の隙間があり、唇は軽く閉じます」と末光妙子先生。
一方、間違った舌のポジションは、舌が下あごの歯列の内側にだらんと落ちた状態。落ち舌になるとフェイスラインがもたついてしまうので、絶対に避けたいところ!
「落ち舌の改善こそが、美しい口元と健康な体を手に入れるカギ。しっかり鍛えていきましょう」
あなたの舌、どこにありますか?
舌が上あごにべったり貼りついていたらOK。上あごから離れて落ちている人は、舌全体の筋肉が衰えている可能性が
普段の唇は閉じている?
口角が上がりキュッと閉じた口元は、鼻で呼吸できている証拠。ポカンと開いている人は、口呼吸が習慣になっている恐れが
上手に水が飲み込める?
ティースプーン2杯の水を口にふくみ、上あごと舌で水を閉じ込め「い」の形の口のまま飲み込んで。できない人は「落ち舌」かも?
イラスト/マスリラ 取材・原文/上田恵子