根元をふんわりさせる 乾かし方とカーラー使いを習慣に
ボリュームアップのキモは、実はスタイリング! 自らぺたんこ髪にしてしまっている可能性も…。ヘア&メイクアップアーティストの広瀬あつこさんに、スタイリングのコツを教えていただきました。
ボリュームをつけにくいワンレングスでもここまでボリュームアップ!
「濡れている髪が乾くときに形がつくので、乾かし方は最も重要です。夜、この方法で乾かして根元に立ち上がりをつけ、朝はカーラーでさらにふっくらさせれば完璧!」(広瀬さん)
吉本郁子さん(エステティシャン)
ワンレングスのセミロング。髪の重さでどうしてもぺたんとしがち
STEP 1〈乾かすときのコツ〉
「髪は乾くときに形が決まります。根元に風を当てて乾かしましょう」
髪をすべて前に倒し、ドライヤーを振りながら根元に風を当て、後頭部から乾かす
髪を元に戻し、サイドの根元を乾かす。指を通しながら内側を乾かしていく
前髪に指を通して額から垂直にして持ち、いろいろな方向から風を当てて根元を乾かす
いつもの分け目の逆側から分け目側へ引っ張りながら根元に温風と冷風を交互に当てる
STEP 2〈カーラーで立ち上げるコツ〉
「カーラーでも立ち上がらない、長時間もたないなら、頭頂部の前後で巻き方を変えてみて!」
トップの髪をカーラー幅より狭く取り、中間にカーラーを置き、後ろ向きに巻く。余った毛先はあとから巻きつける
短い髪なら3の短いカーラーでOKですが、長い場合は幅広がおすすめ。これは幅11㎝、直径4㎝のロングカーラー。/私物
カーラーは真上ではなく、前方斜め上から45度の角度で巻くと、立ち上がりやすい
巻く前に髪につけると熱なしで成形。セグレタ カーラーでふっくら仕上げウォーター 100㎖ ¥920(編集部調べ)/花王
ボリュームアップスプレーを使う場合、髪や根元に吹きかけてからカーラーで巻くと、根元がしっかり立ち上がる
後ろ側には1よりも小さい、幅6.3㎝、直径3.7㎝のカーラーを使用。マペペ ヒートカーラーL 3個入り¥380/シャンティ
1のカーラーのすぐ後ろの髪を平たく取り、前向きに巻く。髪の中間にカーラーを置き、根元に向かって巻き込む
この状態でしばらく置いておく。急ぐ場合はドライヤーの温風と冷風を交互に当てて
カーラーを外し、根元を指先で軽くこするようにほぐし、セットスプレーを吹きかける
撮影/玉置順子(t.cube) <人物> ケビン・チャン<物> 取材・原文/伊熊奈美