顔まわりのレイヤーで、軽やか見せに成功！
洗練された「くびれミディアム」
【After／髪を変えたあとの三浦さん】
今回、ヘアモデルになっていただいたのは、三浦麗子さん（53歳・主婦）。
※2025年10月26日時点でのプロフィールです。
毛量が多くて、髪は太く硬い。
それが年齢を重ねてひどくなり、乾燥も加わって手触りの悪さやうねり、膨らみというさらなる悩みが出てくる…という人に試してほしいのが、計算されたレイヤーです。
毛量を減らそうとしてレイヤーを入れると、髪と髪の間に隙間ができて、余計に広がってしまう場合がありますが、ポイント的にレイヤーを入れることで華やかさやしゃれ感がプラスされます。
顔まわりがすっきりするので、野暮ったさが解消されて、ぐっとあかぬけた印象にも。
さらにハイライトを入れることで立体感が強調され、洗練されたメリハリが生まれます。
■おしゃれ見えのポイントは？
顔まわりのレイヤーが、髪に動きと抜け感をもたらして華やかに！
三浦さんが今回トライしたヘアスタイルのポイントは…。
顔まわりに入れたレイヤーによって、髪に動きとしなやかな毛流れが出現。
華やかさが加わるとともに、耳がチラリと見えて抜け感も演出できます。
前髪は眉の位置のラインに設定。
やや短めの前髪に、顔まわりのレイヤーをかぶせるような形になり、骨格カバーもかないます。
全体に入れたハイライトは立体感を強調しつつ、気になる白髪を目立たなく見せるうれしい効果も！
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扱いにくい髪質でも、計算されたカットにより、お手入れしやすいスタイルに
毛量が多く、表面は落ち着いているようでも、内側にうねりがあるという三浦さん。
若い頃はパーマをかけたりロングにしたりと、当時憧れていた髪型にすることが多かったそうですが、年齢を重ねた今は「自分に似合うこと」「お手入れが楽なこと」を重視しているそう。
■もともとの髪は？
【Before／髪を変える前の三浦さん】
「自分のこだわりより、美容師さんの提案を信頼しています。髪の悩みを解消してくれるだけでなく、新しいイメージも楽しめるので」と三浦さん。
最近は、結べる長さはありながらも短めのスタイルをキープしているとのこと。
今回は、まとまりのよさを重視しながらも、華やかさと明るさが感じられるデザインを目指します。
■大人のトレンドヘア作り・その１
【カットは？】
顔まわりはレイヤー、後ろにはグラデーションを入れて、まとまりのよさと軽やかさを両立
肩につく長さのミディアムベース。
顔まわりにはマッシュベースのレイヤーを入れて、後ろは低めの位置からグラデーションカットに。
※ グラデーションカットとは、密で細かい段差をつけるカット技法のこと。
髪が扱いやすくなるとともに、ほのかなくびれシルエットが生まれ、メリハリがアップ。
顔まわりのレイヤーはしっかりと入れて髪の動きをサポートし、軽やかさと抜け感をもたらします。
前髪は、内側を短めにして収まりをよくしつつ、顔まわりのレイヤーとのバランスで骨格カバーの効果も。
ポジティブな雰囲気づくりにもひと役買っています。
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■大人のトレンドヘア作り・その２
【カラーは？】
グレイカラーとハイライトで、伸びた白髪も素敵にぼかす
白髪をカバーするため、グレイカラー（美容院で行う白髪染め）を使用。
重く見えないように、ブルーとサンドベージュとアッシュをブレンドした透明感のあるカラーをチョイス。
全体にアッシュカラーのハイライトを入れているため、伸びてきた白髪もきちんとカムフラージュ。
ハイライトはレイヤーとの相性もよく、毛流れに立体感を与えてくれます。
■大人のトレンドヘア作り・その３
【スタイリングは？】
ヘアアイロンで巻いてから指でクセづけするテクニックで、柔らかな動きを実現
髪を保護しつつ、なめらかなツヤを与えるために、ヘアアイロン前に専用オイルをなじませます。
ヘアアイロンは直径32mmのものを使用。
顔まわりのレイヤー部分をワンカールの内巻きにして、すぐ指で外ハネにし、熱が冷めてから離します。
すると、くるんとしすぎていない程よいカール感に仕上がります。
サイドを耳にかけてから表面の髪をかぶせることで、耳まわりに空間ができ、抜け感が生まれます。
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【終わりに】
毛量を削りすぎることなく、厚みを残しながらポイント的にレイヤーを入れたスタイルは、扱いやすさとトレンド感の両方を兼ね備えたデザイン。
「結べる長さはありながら顔まわりは短くしてもらったので、ハーフアップしてレイヤー部分を後れ毛にしたり、分け目を変えてみたり、いろいろアレンジできそうなところも気に入っています」と三浦さんも大満足でした。
【担当した美容師さんはこの方！】
masato（まさと）さん
ヘアサロン「marr（マール）」 代表
ファッション誌をはじめ、CMや広告など、さまざまな媒体で活躍するヘアアーティスト。
タレントからの指名も多く、メディアで引っ張りだこ。
一人一人の骨格や髪質に合わせた、計算された丁寧なカットにより、悩みが深くなった大人の髪を、たちまち扱いやすい髪に仕上げてくれます。
【今回担当した美容師、masatoさんのいるヘアサロンはこちら】
marr（マール）
東京都目黒区中目黒3-12-19 幸來路ビル 3F
公式サイト：https://marr-hair.com/
「お客さまに特別な時間を過ごしてもらいたい」というこだわりが詰まった、スタイリッシュなサロン。
大きな窓から光がたっぷりと差し込む、明るくて広々とした店内は、忙しい日常を忘れさせてくれるような落ち着いた雰囲気。
ゆったりと流れる時間のなかで、キレイ磨きを堪能して。
撮影／青柳理都子〈人物〉 メイク／広瀬あつこ 取材・文／斉藤裕子
