「ヘナ」初心者必見! そもそもヘナって何?
ヘナは髪にいいと聞いたことがあるけれど、そもそもヘナって何? なぜいいの? 約30年前からヘナの魅力を伝える仕事をしてきたエキスパート、海老名秋子さんに、基本のキから教えていただきました。ヘナ初心者の人は、必見。
お話を伺ったのは
海老名秋子さん
Akiko Ebina
1966年生まれ。ジャパンヘナ代表取締役。美容師時代に出合ったヘナの魅力を伝えるため、ヘナサロン経営、商品開発・販売、教育に携わる
ジャパンへナ 本店
ヘナ塗布のみ¥4,300~、ヘナトリートメント(スパシャンプー・ブロー込み)¥6,400~
●東京都渋谷区恵比寿南1-11-19 中島ビル1F
☎03-3794-6993 [営]10:00~(終了時間は曜日によって異なる) ㊡火曜
Q1 そもそもヘナって何?
A:髪のトリートメントにも使われてきた植物の粉末です。
「ヘナは、インドを中心とした熱帯地方に多く生息する、たくましい植物です(ミソハギ科。日本名は指甲花)。その葉を粉末にしたものは、古来、髪の染料やトリートメントとして使われ、アーユルヴェーダでは傷薬としても長い歴史を持ちます。数千年前から、ヒンドゥ-教徒の女性たちの間ではヘナによるボディペイントが施され、またクレオパトラの爪に塗られていたともいわれています」
Q2 ヘナの効果とは?
A:髪や頭皮をケアしつつ、白髪染めができます。
「髪のトリートメント、頭皮ケア、白髪染めを同時に行えるのがヘナ。フケ・かゆみや頭皮臭を抑えたり、髪にハリ・コシ・ツヤを出す、クセ毛や抜け毛をケアするといった効果がたくさん。通常のヘアカラーはケミカルな成分による頭皮や髪への刺激やダメージが避けられませんが、ポリフェノールやビタミン類を豊富に含むヘナは、髪や頭皮をトリートメントしながら白髪を染めることが可能です」
Q3 ヘナはどうやって染めるの?
A:髪と頭皮に塗り、時間をおいて浸透させます。
「通常のヘアカラー剤は頭皮に塗るのを避けますが、トリートメント効果のあるヘナは、むしろ頭皮まで塗るのが特徴。プロセスはとてもシンプル。お湯でといたヘナを塗布してそのままおき、その後シャンプーして洗い流すだけ。カウンセリングからブロー終了まで約90分を目安に。当サロンでは、ヘナの塗布後に帽子をかぶって帰宅し、3時間後に自分でシャンプーするメニューもあります」
1
まずはカウンセリング
ヘナへの理解を深め、自分に合った色をチョイスするため、丁寧にカウンセリング
どんな髪色にしたいか、白髪をヘナで染めた場合のさまざまな色みの見本を見て決めます
2
髪全体と頭皮にしっかり塗布
頭皮まで塗りやすいようブロックに分け、ヘナを髪全体と頭皮にハケで塗っていきます
3
毛先まで塗り、トップに髪を集める
毛先までたっぷり塗ります。塗り終えた部分は、とぐろを巻くようにトップに集めます
4
しばらくおき、シャンプーで洗い流す
ラップをかけ、1時間以上おきます(加温する場合は30分以上)。シャンプーして流します
ヘナ終了。仕上がりは
こんな感じ!
白髪部分だけ明るい色に。黒髪部分はツヤがアップ
次回は「『へナ』のメリット、デメリットを知って賢く利用!【前篇】をご紹介します。お楽しみに。
撮影/山下みどり〈サロン撮影、物〉 監修/海老名秋子 取材協力・画像提供/ジャパンヘナ 取材・原文/中島 彩