HAPPY PLUS
https://ourage.jp/otona_beauty/hair-concerns/218756/

抜け毛・薄毛に新知見! 頭皮の「脂肪層痩せ」を阻止して、抜けない髪を目指す!/最新育毛科学②

頭皮にある毛根が根づく脂肪層に着目し抜けない髪を目指す、最新の育毛科学を野々垣雄太さんに教えていただきました。

 

今回の話を伺った先生

野々垣雄太さん
Yuta Nonogaki

資生堂プロフェッショナル マーケティング部。サロン用ヘアケアのサブリミックブランド全般のマーケティングを担当。「育毛剤はとかく発毛にとらわれがちなのですが、成長途中で抜けてしまう毛を減らすことこそ、最強の育毛です」

 

最新の育毛科学を知る

新しくなった国民的育毛剤。
目指すは“抜けない髪”

 

資生堂が新たに着目したのは、毛根自体ではなく、毛根が根づく脂肪層という“土壌”です。

 

「髪が皮膚の中で新生し、成長するときは、その脂肪層まで沈み込んで根づくことで、抜けにくい丈夫な髪になります。この層がふっくらしていないと毛包が深く潜れず、成長しきる前に抜け落ちてしまうのです」と野々垣雄太さん。

 

脂肪層が痩せる原因は、やはり加齢によるところが大きいそう。

 

「脂肪細胞は毛母細胞の増殖を促進するIGF-1を多く作り出しています。さらには毛乳頭細胞のコラーゲン分解酵素、MMP-1の産生も抑制。成長期の毛乳頭に豊富に存在するコラーゲンを分解から守ることにより、成長期を長く保てることを発見しました」

 

そこで開発したのが、脂肪細胞の増殖を促進する成分(ローズマリーエキス)と脂肪細胞を成熟させる成分(甜茶エキス)のかけ合わせ。「従来の育毛遺伝子アプローチにこの技術が加わり、育毛効果がさらにパワーアップしたのです」

 

遺伝子の不活性で弱っていく大人の髪

①黒髪遺伝子(MITF)
②ハリ・コシ遺伝子(KAP5)
③毛成長促進遺伝子(FGF7)
④脂肪層が不調

これまでに毛成長促進遺伝子(FGF7)、ハリ・コシ遺伝子(KAP5)、黒髪遺伝子(MITF)などにアプローチしてきた資生堂。今回は、脂肪細胞の毛成長にかかわる機能に着目して、頭皮の脂肪層をふっくらさせる技術を開発

明らかになった脂肪層の働き
健やかな頭皮

休止期(2〜3カ月)
脂肪層に厚みがある

 

初期成長期
毛根が脂肪層に深く入り込む

 

成長期(5〜6年)
毛根がしっかり根づく

成長期が長く続く

 

健やかでない頭皮

休止期(2〜3カ月)
脂肪層が薄い

 

初期成長期
毛根がつきにくい

 

成長期(短くなってしまう)
毛根の成長が続かない

細毛や薄毛に

 

 

取材・原文/伊熊奈美

 

 

MyAge

大人のからだバイブル vol.2 「痛み知らずの体になる!」

OurAgeの人気記事が1テーマムックに!
何度も読み返せる保存版OurAgeです。

MyAge
試し読み Amazon Kobo 7net

この特集も読まれています!

子宮筋腫特集~症状から治療まで
フェムゾーンの悩み解決
ツボ・指圧で不調を改善
40代からでも「絶対痩せる」
広瀬あつこさんの「若返りメイク」
閉経の不安を解消

今すぐチェック!

まさか本当に誕生するなんて! リライズ改め「ブローネ ナチュリラ」に、待望の「ダークブラウン」が登場

まさか本当に誕生するなんて! リライズ改め「ブローネ ナチュリラ」に、待望の「ダークブラウン」が登場

supported by 花王
<前の記事

<前の記事
第3回/髪の衰えに新知見! 「老化菌」から頭皮を守る/最新育毛科学①  

次の記事>

次の記事>
第5回/おうち育毛に有効!新ドライヤーや育毛剤 /有効な美髪ホームケア①

この連載の最新記事

おうちで染める、頭皮に優しい最新白髪染めアイテム5選/頭皮に負担の少ない白髪染め③

第9回/おうちで染める、頭皮に優しい最新白髪染めアイテム5選/頭皮に負担の少ない白髪染め③

「パラフェニレンジアミン」フリーで染めるサロンカラーをご紹介!/頭皮に負担の少ない白髪染め②

第8回/「パラフェニレンジアミン」フリーで染めるサロンカラーをご紹介!/頭皮に負担の少ない白髪染め②

ヘナ&ハーブで染める、最新ヘアカラーをご紹介!/頭皮に負担の少ない白髪染め①

第7回/ヘナ&ハーブで染める、最新ヘアカラーをご紹介!/頭皮に負担の少ない白髪染め①

この連載をもっと見る

今日の人気記事ランキング

今すぐチェック!

OurAgeスペシャル