髪が減ってきたり、ツヤやハリがなくなってきたり、白髪が増えてきたり…。
40代、50代と年齢を重ねるにつれ、髪の悩みは深刻になってきます。
そうした老化の進行を少しでも遅らせて、いつまでも豊かで美しい髪でいたいですよね!
そのためには、頭皮の血行をよくすることが大事です!
↑ ベスト¥37,400/クレヨン(ライフ ウィズ フラワーズ) バングル¥16,500/チェルキ(ギャレッタ)
今回は、髪や頭皮の最新のケア事情に詳しい、美容エディターで毛髪診断士の伊熊奈美さんにアドバイスしていただきました。
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●伊熊奈美 さん
美容エディター。毛髪診断士。認定指導講師。
女性誌などで20年以上、美容記事を執筆、編集。毛髪科学を踏まえたヘアケアに精通。著書に『頭皮がしみる、かゆいは危険信号! いい白髪ケア、やばい白髪ケア』(小学館)がある。
カーディガン¥27,500(ピッチュン)・ネックレス¥7,700(タバサ)/パパス 白ブラウス¥35,200/クレヨン(ライフ ウィズ フラワーズ) プラチナピアス¥99,000/イトイ
伊熊さんによると…。
「髪は、その材料となる栄養や酸素を運ぶ血液が、頭皮の毛穴の奥の毛母の部分まで届いて初めて、生える準備が整います。私たちが豊かに髪を生やしたいのは頭頂部ですが、実はそこには筋肉も太い血管もありません。そこで側頭部、後頭部、前頭部にある血管から、筋肉を動かして、頭頂部の毛細血管に血液を送ることが必要なのです」
「50代ともなると、全身の巡りや代謝が鈍くなりがち。それをスムーズに流す手助けをするのが、頭皮マッサージです」
おすすめはブラシでのマッサージを朝晩行うことだそう。ここでは、その具体的な方法をご紹介します(↓)。
頭皮の3つの筋肉(側頭筋、後頭筋、前頭筋)をほぐして、帽状腱膜へと血流を促すマッサージをしましょう!
●ブラシを使う頭皮マッサージ
1 側頭筋をほぐす
2 後頭筋をほぐす
3 前頭筋をほぐす
4 全体をほぐす
上記の頭皮マッサージは、肌あたりが柔らかい、頭皮にあたったときに心地よいと思えるブラシを使いましょう。頭皮が痛いと感じるブラシは刺激が強すぎるので避けて、と伊熊さん。
こうした頭皮マッサージを日常的にコツコツ行っていれば、効果が上がってくるのを実感できるはず。漠然と行うよりも、上のように筋肉の場所を把握して、今どこを動かしているのかを意識して行えば、目的意識ができてマッサージも続けやすくなります。
ぜひ実践してみてください!
老化悩みを解決して若々しく健康な頭皮や髪を育むための方法は、上で紹介したブラシでの頭皮マッサージ以外にも、まだまだたくさんあります。
MyAge(マイエイジ)2021夏号のヘアケア特集「大人髪のことならこの人におまかせ! 教えて伊熊さん!~50代専用・髪悩み相談室」では、普段の生活の中で実践できる方法を、あの手この手で紹介しています。本気で髪と頭皮の老化を食い止めたい人はぜひ、こちらの特集をご覧ください!
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撮影/天日恵美子 ヘア/横谷百栄<FIX-UP>(モデル) メイク/広瀬あつこ(モデル) ヘア&メイク/広瀬あつこ(伊熊さん分) モデル/水越日麻 スタイリスト/日置 彩(服) 取材・原文/伊熊奈美