年齢やストレス、ホルモンバランス、栄養状態などの影響を受けやすい髪。薄毛、コシがなくなる、白髪が増えるなどの問題に、素敵女医の皆さんはどう対処しているのでしょうか?
加齢に伴う髪のボリュームダウン
加齢に伴い、悩む人が増えてくるのが髪のトラブル。素敵女医(84人・内訳は後述)にアンケートを取ると、全員が髪の問題を抱えているという結果になりました。特に多かったのが、薄毛によるボリュームダウン。
「髪にハリがなくなり、分け目がぺたっとして立ち上がらなくなりました。美容室でシャンプーの仕方やドライヤーでの乾かし方を教わり、実践しています。頭皮マッサージも欠かしません」(神保整形外科・神保眞理子先生)
なかにはもともとの髪質に悩む人も。
「子どもの頃から毛量が少なく細いうえ、加齢でさらに減少。ミノキシジル配合の育毛剤、リアップリジェンヌを3年前から愛用しています」(表参道内科眼科・宮澤優美子先生)
お悩みパーツ
1位 薄毛・抜け毛…52%
2位 白髪…38%
3位 ハリ・コシのなさ…26%
4位 頭皮のかゆみ…18%
5位 うねり・まとまりの悪さ…15%
悩みのトップは薄毛・抜け毛の問題
今回のアンケートでは、全員から何らかの髪や頭皮の悩みを抱えているという回答が返ってきました。いちばん多かったのが薄毛や抜け毛の問題。
特に出産年齢が高かった人からは、「出産を機に大量に抜けて、それ以来ずっと薄毛が気になっている」という声もありました。治療法としては、ミノキシジルが配合された育毛剤の塗布、シャンプーの際に頭皮マッサージやツボ押しを習慣にする、シャンプーやトリートメント剤を厳選するなどの声が。
2位は白髪の悩み。75%の人が染めていて、そのうちの多くが「ヘアサロンで、すすめられた白髪染めをしている」と回答しています。なかには「髪への刺激が少ないと思いヘナを愛用していたが、かゆみが出たのでやめた」という人もいました。
3位はハリ・コシのなさ。対策としてシャンプー・トリートメントへのこだわりのほか、髪の質を高めて、セットの際にボリュームを出してくれる高性能のドライヤーを使っているという声が多かったです。人気はパナソニック、ダイソン、リファ、レプロナイザーの順でした。
また、ヘアサロンに行く回数は70%以上の人が月に1度。シャンプーする時間帯は半数の人が夜、残りは朝、もしくは朝晩両方という結果に。
「今までは1度だったが、コロナ禍になってからは朝晩シャンプーするようにしている」という人も数名いました。
白髪を染めている人は全体の75%。内訳として、サロンおすすめのカラー剤でという人が65%。ほかにヘナで自分で染めている人、サロンをリサーチして自分に合う染剤を探した人、サロンでヘナで染めている人、自宅で市販のカラー剤を使っている人がいました
日々のケアでプラチナヘアをキープ!
若い頃から白髪が多かったことから「いっそ白いままで」と決め、今はベージュのカラーを入れている常喜眞理先生。時にシルバーっぽい色にすることも。
「色を保つためのカラーとカットは月1度。シャンプーは毎日で、洗ったあとにヘアオイルとトリートメントをつけてからドライヤー。あとは週に1度、自分で頭皮マッサージをしています」。シンプルケアでこのツヤはさすが!
常喜眞理さん
Mari Joki
58歳 内科 常喜医院
S-Joyとは、素敵女医(SUTEKI JOI)からのネーミング。Over-45のOurAge世代で、若々しくイキイキと輝いている女性医師に、ずっと美しく健康で過ごす秘訣を伝授してもらうシリーズです。
美容皮膚科、婦人科、歯科、形成外科など、幅広い科の先生方の専門知識を生かしたアドバイスや、ご本人が実践していることをお伝えします。
撮影/森山竜男 ヘア&メイク/木下庸子(プラントオパール) イラスト/ミック・イタヤ 取材・原文/上田恵子