加齢によりまつ毛が乏しくなると、目元が地味な印象に。自然に目力UPできるマスカラ使いを学びましょう。
教えてくださったのは
ヘア&メイクアップアーティスト。藤原美智子さん率いるラ・ドンナ所属。ナチュラルでイノセントなメイクを得意とし、著名人の指名も多い。細部にまでこだわる繊細な感性とテクニックに定評あり
ウォータープルーフの黒いマスカラでボリュームアップ
「まつ毛の存在感をしっかり出すと、生命力が高く見えます! マスカラは、より存在感が増す黒を。根元はしっかり、先にいくほどすっと細くつけて。まつ毛に塗る前にティッシュオフすると液がダマにならず、均一にきれいにつきますよ」
●このマスカラを使用
つややかな漆黒のマスカラ。しっかりフィットするブラシで短い毛も根元からすくい上げ、まつ毛全体をリフトアップ。
ラッシュ クイーン コブラブラック WP 01 ¥4,800/ヘレナ ルビンスタイン
●これもおすすめ
傷んだまつ毛のキューティクルを保護する成分を配合。お湯で簡単に落とせるタイプ。
インテグレート マツイクガールズラッシュ(フェミニンボリューム) BK999 ¥1,200(編集部調べ)/資生堂
マスカラをつけたあとはスクリューブラシで整えれば、ぱっちり美目に
「マスカラがぼてっとついたり、ダマになったりすると、清潔感がなく品のない印象に。そこでマスカラをつけたあとにひと手間。スクリューブラシで軽くブラッシングして、からみやダマを整えて。繊細で美しい目元になります」
♦お悩みQ&A
Q「マスカラが目の下についてパンダになってしまいます」
A「ウォータープルーフ(汗や水に強い)や皮脂プルーフ(皮脂ににじみにくい)など、落ちにくい処方のものの中から自分に合うものを見つけて。また、涙袋がべたついているとマスカラがにじみやすくなるので、下の写真のようにフェイスパウダーを薄くつけておくと、マスカラがつきにくくなります」
Q「下まつ毛がないので、マスカラが塗れません」
A「ないと思っていても、意外と発掘できるのが下まつ毛。ブラシの小さなマスカラを使って、左右に振るようにつけると、短いまつ毛が拾えます。乾いたら重ねづけ、を何回か繰り返して。下まつ毛の存在感が増してきますよ」
マスカラのブラシを縦にして、目の下のきわで軽く左右に振ります。乾いたらつける、を何回か繰り返すと、下まつ毛が復活
最後にブラシを横にして、下まつ毛の根元を軽くギュッと押さえます。マスカラがしっかりつき、まつ毛が放射状に広がります
●このマスカラを使用
メイクさんが歯間ブラシを使う技にインスパイアされて開発。短い毛も確実にキャッチ。
デジャヴュ タイニースナイパーE ¥1,000/イミュ
●これもおすすめ
短毛、下向き、目尻をとらえる優秀ブラシ。
ウズ モテマスカラ マイクロ ¥1,800/UZU(ウズ バイ フローフシ)
撮影/青柳理都子<人物> 久々江 満<物> ヘア&メイク/AYA(ラ・ドンナ) モデル/竹中友紀子 スタイリスト/日置 彩 取材・原文/山崎敦子