かわいらしさと優しさを演出
「黄みピンク」リップは、幸せオーラをまとえる色!
肌なじみがよく、血色感アップにも効果的
年齢を重ねるほどに肌のくすみが気になって、足りなくなってくる顔の幸せ感。
大人だって、かわいく見えたらうれしいし、優しそうな雰囲気でいたいですよね。
そんなとき、どんなリップカラーを選べばいいのでしょう?
「幸せ感のある顔になりたいとき、使うべきなのはやっぱりピンク。
青みピンクよりも、黄み寄りの明るいピンクが、優しさやかわいらしさを感じさせてくれます。
肌なじみもよく、親しみの持てる雰囲気になれますよ」(レイナさん)
大人には合わない? 答えはNO!
似合う「黄みピンク」の選び方にはコツがあります
愛されカラーの代表色ともいえるピンク。
なかでも黄みのあるピンクは、顔に温かみをプラスすることができる色です。
つまり、ほのかな血色感を演出したいときにも効果は絶大。
でも、明るいピンクは若い世代向けのイメージで、大人になった自分にはもう似合わないと思う方もいるかもしれませんよね。
「ピンクといっても、色みはさまざま。
赤み、青み、黄みのちょっとした違いで、自分の顔に似合うピンクは必ずあるんです。
失敗しないピンクの選び方は、まずリップスティックを口元に当ててみて、肌が明るく見えるものを選ぶこと。
いくつか試すと、『あっ、これだ』とピンとくる色があるはずです」とレイナさん。
また、大人世代が年齢のことばかり考えて、忘れがちになってしまう重要なポイントが!
「メイクは自分がワクワクする色を使うことが大切。
リップカラーを選ぶときは、直感も大事なんですよ」
キーワードは「幸福感、優しさ、かわいらしさ」。
そんな印象が欲しいときは、丸みのあるリップラインに
「女性らしい優しさを演出するとき、リップは色だけではなく形も大事。
“丸み”がこうした印象を強調してくれるので、リップラインはふっくら丸みのある形に描きます」
シャープなラインはクールに、丸みのあるラインならキュートに。
こうした輪郭による形がもたらす印象は、眉と同じなんですね。
「幸せ感ある印象には明るさも必要です。
そのため、リップメイクはつややかに。
リップスティックで塗った後、グロスやツヤ感の高いリキッドルージュを重ねて仕上げるのがおすすめです」
それでは、ここからは、レイナさんご本人の顔でリップメイクを実践していただきます。
まずは、黄みピンクのリップカラーを塗る前と後の顔を比較してみます!
【リップカラーを塗る前のレイナさん】
唇にはリップクリームだけ塗り、リップとチーク以外のメイクを顔全体にしているレイナさん。
色みが乏しいので、どうしても少し寂しい印象に見えてしまいます。
【黄みピンクのリップを塗った後のレイナさん】
黄みピンクのリップカラーを塗った後の顔がこちら。
チークにも同系色を使っています。
まるで花が咲いたようにパッと明るくなったのに驚き!
明るく華やか、それでいて優しさのある印象の仕上がりです。
【すっぴんのレイナさん】
スキンケア後のレイナさんのすっぴん顔です。
黄みピンクのリップを塗った後の顔と比べると、年齢も少し上に見えるような…。
■「黄みピンク」リップのメイク・プロセス1
上唇と下唇の中央部分だけ、先に描きます。
丸みを意識して塗り始めて
「まずは唇の中央部分を先に、リップスティックで直塗りします。
上唇は、ややオーバーラインにして丸みが出るように、外から内へと山を描いて。
下唇は、自分の元の輪郭のとおりに、左右にスライドさせて塗ります」
上唇の山のラインはくっきり描かず、なだらかに。
最終的にふっくらした仕上がりになるイメージを持って塗り始めてください。
■「黄みピンク」リップのメイク・プロセス2
上唇と下唇それぞれ、口角から中央に向かって塗り、ラインをつなげます
「上唇も下唇も、口角から唇の中央に向かってリップスティックで直塗りし、プロセス1で描いたラインとつなげます。
上唇は、オーバーラインぎみに描いて丸みが出るように、外から内へと描いて。
下唇は、自分の元の輪郭のとおりに、外から内へと塗ります。
このときも、最終的な仕上がりが、丸みのあるふっくらした唇になるイメージで描きましょう。
リップスティックの面を唇に密着させて塗るのが、上手に仕上げるコツ」
このサーモンピンクのリップスティックだけでも、十分ナチュラルでキュートな印象になりますね。
■プロセス1と2で、レイナさんが使ったコスメはこれ
●SHISEIDO テクノサテン ジェル リップスティック 402 ¥3,960/SHISEIDO
軽いテクスチャーで、クリアな発色が持続するリップスティック。
先進的なストレッチフレックステクノロジーで唇と一体化。
高発色で高い保湿効果があります。
SHISEIDO オリジナルの紅型が、唇の形状にフィットして細かい部分まで思い通りに仕上がります。
今回使用した402番は、明るいサーモンピンクです。
製品の詳細はこちら↓
SHISEIDO 公式サイト 「テクノサテン ジェル リップスティック」
■「黄みピンク」リップのメイク・プロセス3
上唇と下唇の中央部分だけ、ツヤ感をプラスします
「プロセス1、プロセス2でリップスティックで塗った後、今度は、黄みピンクのリキッドルージュを使って、上下の唇の中央(上写真の線の位置)にツヤをプラスします。
こうすることで、さらに明るくフレッシュな、大人かわいい印象になります」
上下の唇の中央だけにツヤを足すことで立体感が生まれ、同系色の「黄みピンク」を重ねることで、色と質感に奥行きが出ます!
■プロセス3で、レイナさんが使ったコスメはこれ
●エレガンス クラルテ ルージュ ビジュー 04 ¥3,850/エレガンス コスメティックス
鮮やかな発色と輝くようなツヤが楽しめるリキッドルージュ。
輝度と透明度の高いオイルが配合されて、澄んだツヤ感があります。
フィット感が高く、ティント効果で美しい発色が長もち。
リップトリートメント効果で、唇の縦ジワをカバーしながら潤いを与えます。
今回使用した04番は、明るくキュートなフェアリーピンク。
製品の詳細はこちら↓
エレガンス コスメティックス 公式サイト 「エレガンス クラルテ ルージュ ビジュー」
【終わりに】
黄みピンクのリップメイクで、幸せオーラのあるキュートな顔が出来上がりました!
温かな血色感で、顔印象がぐんと明るく元気な感じに。
若い世代が好む色のように思われがちですが、上手に取り入れれば、大人の若見え効果もねらえます。
幸せそうに見えるところに、幸運が寄って来るかも?
レイナさん流の色選びと塗り方なら、明るいピンクも浮くことなく素敵です。
冬の時季はもちろん、春にもぴったりなこのリップメイク。
デイリーに楽しみましょう!
※レイナさんのメイクは、YouTube「REINA CHANNEL」で動画で見ることもできます!
【教えていただいた方】

1978年生まれ。大学卒業後、大手化粧品メーカー勤務を経て独立。その人本来の美しさを引き出すメイクを得意とし、文化人からの指名も多数。女性向け媒体のメイク特集などで活躍するほか、完全予約制のメイクレッスンサロン「Crystalline(クリスタリン)」を主宰。著書も多く、近著に『45歳からの自分を好きになるメイク』(主婦と生活社)などがある。YouTubeの「REINA CHANNEL」でレイナさんが実演するメイクレッスンも必見!
撮影/藤澤由加〈人物〉 ヘア&メイク・モデル/レイナ 取材・文/中込久理