日本各地の過疎化、人口減少、農業や漁業の衰退などを救うため、その土地ならではの自然の恵みを生かして商品化し、雇用確保や産業活性化を目指す取り組みが、コスメ業界で注目されています。「五島の椿プロジェクト」から生まれたブランド「五島の椿」は長崎県の五島列島に自生するヤブ椿に注目、花も実も葉もすべて活用し、スキンケア商品を開発。
花も実も葉も丸ごと使いきる「五島の椿」の取り組み
9年間の研究の末、五島の椿の葉からオリジナル成分クチクラを抽出し、世界初の化粧品原料として登録。高い水分保持能力と抗酸化力が確認されています。花から抽出した椿酵母エキスは、抗酸化とコラーゲン生成に働くグルタチオンやアミノ酸などが豊富。実から抽出した椿油は皮脂を構成するオレイン酸がたっぷり。椿の恵みを丸ごと使用しています。
五島の椿の収穫風景。実からは椿油を抽出。葉から独自に抽出した椿葉クチクラは、潤い効果が高いことが解明されました。
五島産椿100%の椿油に、最先端技術により抽出した椿酵母エキスと、椿葉クチクラを配合。洗顔後のブースターにも、乳液やクリーム代わりにも使え、潤いと透明感、ハリがアップ。
椿酵母オイル(フェイス)30㎖ ¥4,500/五島の椿
島に自生する椿
撮影/河野 望<物> スタイリスト/高橋尚美<物> 取材・原文/國藤直子(STRIPE)