日本各地の過疎化、人口減少、農業や漁業の衰退などを救うため、その土地ならではの自然の恵みを生かして商品化し、雇用確保や産業活性化を目指す取り組みが、サプリメント業界で注目されています。宮城県の気仙沼港に水揚げされるイサダ(ツノナシオキアミ)を原料にしたクリルオイル配合のサプリメントも2020年に登場。気仙沼の漁業振興のために30社以上の地元企業が結集し、開発・販売を行なっています。
イサダのオイル100%。「ケセモ マリナス」の天然サプリメント
体長3〜6㎜、エビに似た、甲殻類に属する海洋プランクトンのイサダ(下写真)。
宮城県気仙沼ではイサダ漁が有名でしたが、近年の魚価低迷により漁をやめる漁業者も続出。
そこでイサダを原料として継続的に使用する事業が立ち上げられ、100%イサダオイルのサプリが誕生しました。新しく発見された抗肥満成分8-HEPEも豊富で、ダイエットにも期待。
イサダが水揚げされる気仙沼。
イサダから抽出したEPA、DHA、アスタキサンチン、抗肥満成分の8-HEPEを含んだ、100%イサダオイルをソフトカプセルで包んだ天然サプリメント。1粒にイサダ約150匹分のオイルを配合。1日3~4粒が目安。
気仙沼クリルオイル 120粒 ¥5,500/KESEMO MARINUS
撮影/河野 望<物> スタイリスト/高橋尚美<物> 取材・原文/國藤直子(STRIPE)