首の皮膚はとても薄く、乾燥しやすいのが特徴。皮膚科医の髙瀬聡子先生に、毎日行う首のケアを伺いました。
保湿
皮膚が薄いのでしっかりと保湿を!
首の皮膚は薄くてハリがなく、皮脂分泌が少ないことから、とても乾燥しやすいのが特徴です。これが“首に年齢が表れやすい”大きな理由のひとつ。
「それを防ぐために何より必要なのは“保湿”で、顔のケアをそのまま首まで行うことが基本です。さらに、首の皮膚の特質に合わせて有効成分を配合したネッククリームを活用するのもいいですね」(髙瀬聡子先生)。
ストレスをやわらげるアロマテラピー効果のあるものや、専用マッサージャーがついたもの、肌を引き締めながら、内側から透明感を引き出すものなど種類も豊富にそろっています。
女性特有の心身の揺らぎやストレスをやわらげるアロマ成分配合。保湿力に加え、リラックスタイムを優しくサポートする、軽やかなジェル状クリーム。
フラコラ アロマネック&ボディクリーム
30g¥3,600/協和
贅沢な成分で乾燥やハリ不足の肌悩みに対応。付属のマッサージャーでの手入れで、顔の輪郭まで若々しく。
シナクティフ クレームクーエデコルテ n<医薬部外品>
75g¥44,000/クレ・ド・ポー ボーテ
コクのあるなめらかなタッチで角層の隙間にしっかり密着&浸透。付属のスパチュラはマッサージやツボ押しにも使えます。
AQ コンセントレイト ネッククリーム
98g¥16,500/コスメデコルテ
クレンジング
顔と同じように汚れをオフ!
「ウォータープルーフの日焼け止めクリームを塗ったあとなどは、顔と同様にクレンジング剤でしっかり落としましょう。それ以外は、バスタイムに体や顔の流れで、首も丁寧に洗います。
使用するソープはフェイス用でもボディ用でもかまいませんが、ゴシゴシこするのはNGです。顔と同じように優しく扱うようにしてください」。
首とデコルテまで顔の一部と自覚して、丁寧なケアを習慣づける…その気持ちとひと手間が、必ず差となって表れるはず。
お話を伺ったのは
髙瀬聡子さん
Akiko Takase
1969年生まれ。ウォブクリニック中目黒総院長。皮膚科医。東京慈恵会医科大学附属病院勤務を経て、2003年にスキンケア化粧品「アンプルール」の研究開発に携わる。’07年より現職。丁寧でわかりやすいカウンセリングで、特に美容医療と薄毛治療に定評がある。雑誌やWEBサイト、テレビでも活躍
イラスト/かくたりかこ 構成・原文/山村浩子