私たちの肌にはシワを修復する力が備わっているのに、それを生かしきれていないのは、ダメージが上回っているから。シワを引き起こす原因をひとつひとつ取り除き、食事やコスメで修復をしっかりサポートしましょう。
お話を伺ったのはこの方々
皮膚科医
髙瀬聡子さん
ウォブクリニック中目黒総院長。東京慈恵会医科大学卒業。皮膚の知識の深さ、肌悩みを解決するケアの解説のわかりやすさから、各メディアで引っ張りだこ。お問い合わせはコチラのHPから
ポーラ 研究員
斉藤優子さん
1999年、ポーラ化成工業入社。美白製品(ホワイトショット LX、MX)やシワ改善製品(リンクルショット メディカル セラム)など数々のヒット作の開発に携わる
あきらめないで! こうすればシワは改善できる
光から肌を守る
紫外線のUVAは曇りの日や窓越しにも肌に差し込みシワの大きな原因に。UVA、UVBをしっかり防ぎ、環境からも肌を守るマルチプロテクターを毎日塗って、シワの原因をシャットアウト。3品ともSPF50+ですが、毎日つけても肌に負担になりません。
紫外線はもちろん、ブルーライトや花粉、PM2.5からも肌をガード。
アンドミライ プロテクトUV EX SPF50+・PA++++ 60g ¥2,500/ファンケル
紫外線、近赤外線から肌を守り、肌によい影響をもたらす赤色光は透過させて、弾力肌へと導く日焼け止め。糖化もケア。
B.A ライト セレクター SPF50+・PA++++ 45g ¥11,000/ポーラ
真皮の最深部まで届くUVAをカット。微量紫外線による乾燥をケア。
アスタリフト D-UVクリア アクアデイセラム SPF50+・PA++++ 30g ¥3,900/富士フイルム
食べ物を選ぶ
シワを深く刻み込ませる原因となるのが肌の糖化。糖質のとりすぎに注意し、食事の順番も野菜ファーストで糖質はあとに食べるなどして血糖値の急上昇を阻止。活性酸素を除去するビタミンや、コラーゲンの材料となるタンパク質はしっかりとりましょう。
日常の表情に注意
スマホを見るときに眉間にシワを寄せたり、額の力で目をパチッと開けたりするのを、意識してやめてみましょう。表情は長年の間にしみついたクセなので、鏡を見ながら繰り返し意識することで、シワを寄せない新しいクセをつけることが大事です。
シワ対応コスメを取り入れる
シワは今、化粧品業界で最も熱い分野で、テクノロジーが急速に進歩。気になるシワに内側からのハリを与え、効果実感も高い製品が登場しています。柔軟性が増すので、笑ったり怒ったりして表情ジワができても、すぐさまピンと滑らかな状態に戻る肌に。
目まわりの肌密度を高め、シワの凹凸を滑らかに。
ラグジュアリー・デ・エイジ ラインセラム アイEX 20g ¥8,000/アンプルール
目元、口元、額などのシワを改善し、美白も。
ソフィーナ リンクルプロフェッショナル シワ改善美容液〈医薬部外品〉20g ¥5,500/花王
ハリと弾力を出し、表情ジワを刻ませない。全顔用。
リンクルショット ジオ セラム〈医薬部外品〉40g ¥10,000/ポーラ
シワを作る姿勢を避ける
日中過ごすときの姿勢や夜の寝姿勢はシワに影響します。悪い姿勢は表情筋の疲労を招き、血流を阻害して代謝の悪い肌に。また寝姿勢が悪いと深い睡眠が得られずストレスがたまったり、首にシワができる原因になります。
トップス¥6,500・レギンス¥7,900/ゴールドウイン カスタマーサービスセンター(スピード)
撮影/天日恵美子 ヘア&メイク/広瀬あつこ モデル/堀本陽子 スタイリスト/程野祐子 取材・原文/小田ユイコ