飲料や健康食品のメーカーであるサントリー。美容成分の研究を長く続けていることは、あまり知られていないかもしれません。でも、実は古くから年齢を重ねた肌へアプローチする美容成分の研究開発を積み重ねてきた実績があります。
サントリーは言うまでもなく酒造メーカー。このお酒造りを通じて、100年以上にわたって酵母を研究してきた歴史があります。その中で開発された酵母由来の美容成分は、ハリのある肌へ導くスキンケアに生かされているんです。
年齢を重ねた肌に結果をもたらす美容成分として辿り着いたのが、こちらの「酵母ラビスⓇ」。同社が保有する数千もの酵母の中で50年以上も生き続け、驚異的な生命力を持つとされています。スキンケアに応用すると表皮と真皮の肌細胞を元気にして、劣化しにくい肌に導いてくれるそう。さらに、この成分は光ダメージに強く、紫外線にさらされても生き残るパワーも秘めています。
そしてもうひとつ、健康食品の開発を通じて取り組んできたのが、サビにくい体づくりに役立つとされるポリフェノールの研究です。着目したのはポリフェノールを豊富に含むブドウと、極寒の地で樹皮を保つ白樺。この2つの素材を中心に、複合美容成分「赤ワイン白樺ポリフェノール」を誕生させました。
美容成分の開発だけではありません。サントリーが続けてきたのは最先端の美容研究。肌の内部で変性してしまったタンパク質の構造を元に戻す働きをしているPIMT酵素が肌にも存在することを発見したのです。タンパク質のゆがみやねじれといった変性は肌を劣化させる原因のひとつ。従来は、一度変性したタンパク質は二度と元に戻らないというのが常識でした。これは嬉しい発見です! そして、「赤ワイン白樺ポリフェノール」がPIMT酵素を活性化することもわかりました。
変性した弾力線維などのタンパク質を元に戻すPIMT酵素が肌に存在することを世界で初めて発見したのも同社。この研究結果は、2018年にドイツ ミュンヘンで行われた化粧品業界で最も権威ある学会IFSCCで発表されました。
スキンケアに生かされるサントリーの肌と美容成分の研究。これからも注目していきたいですね!
資料提供/サントリーウエルネス