ダウンタイムが少ない「ピコレーザー」を使用したシミ取り。編集部スタッフ、ノンコのトライレポートです!
お話を伺ったのは
松浦佳奈さん
聖マリアンナ医科大学病院皮膚科医長を経て、自由が丘クリニック皮膚科部長。皮膚科専門医として、皮膚疾患から美容医療までさまざまな肌のトラブルに対応。特にシミや肝斑、そばかすなどの治療には定評が
濃いシミもピコレーザーと事前&事後のケアで、短期間で効率よく
「ノンコさんは、ホクロや額のアザも気にされていましたが、治療に時間がかかるので、今回はこめかみのシミ治療に集中しました。事前の服用薬でシミもアザもかなり薄くなり、一度の治療ですっかりきれいに(脂漏性角化症の場合、何度も照射が必要なことも)。3週間後から2週間、肌の奥に残る粉砕されたメラニンの排出を早めるトレチノインと、色を薄くするハイドロキノンを塗ると、残ったシミがきれいになりました」(松浦佳奈先生)
お悩み&診断
こめかみ近くに、くっきりと老人性色素斑が。一部は脂漏性角化症に進行しつつあるので、レーザー治療を受けることに。ただ痛みは苦手なうえ、マスクで隠れない部分なのでダウンタイムが短い治療法が希望です。
「まず薬で肌の状態を整えてから、状態に合った出力でピコレーザーを照射しましょう」(松浦佳奈先生)
施術
それぞれのシミに適した出力に調整しながら、ピコレーザーを照射。Qスイッチほど痛みが強くなく、麻酔も不要で数分で終了。老人性色素斑だけならテープなしなのですが、今回は脂漏性角化部分にしっかり照射したのでテープで保護。
「直後は赤くなり、その後こげ茶色に。10日くらいで薄いかさぶたが自然にはがれました」。3週間後に再診。
シミの予防・改善のためにできる治療方法は、下のリンクをご参照ください。
レーザーの刺激による炎症をやわらげ、治療効果を高めるために、あらかじめ飲み薬を服用。抗炎症効果で知られるトラネキサム酸と美白の定番ビタミンC、いずれも医療用の高濃度です。本来なら1カ月が目安ですが、撮影の都合で2週間足らず。それでも色が淡く改善しました。
施術を受けた感想
編集部 ノンコ
目の横に茶色いシミがあると老けた印象でしたが、なくなるとすごく若返った感じで、肌もトーンアップし、本当にうれしいです。
美容外科から美容皮膚科まで美容医療の名門。
☎0800-808-8200
ピコスポット 3ミリ1個¥5,500~
今回の治療(1センチ程度)¥33,000
内服薬30日分¥9,900(診察費別途)
撮影/小山志麻 構成・原文/近藤須雅子