シワ改善コスメは、ポーラの美容液「リンクルショット メディカル セラム」から始まりました。
その8年後、さらに画期的なシワ改善美容液が登場!
インテージSLI(全国女性消費者パネル調査)によると、2023年には、約607万人(※1)まで拡大したシワ改善コスメの購入者数ですが、“シワ改善コスメ元年”ともいえる2017年は1000人にも満たない少数派だったよう。
その2017年のシワ改善コスメ市場を切り拓いたのが、ポーラでした!
2017年に誕生した、ポーラの「リンクルショット メディカル セラム」は、日本初のシワ改善美容液。
驚きと感動をもってシワに悩む人々に迎えられ、今では約455万本、180万人もの人が体験しているそうです。
(ポーラ調べ:2017年1月〜2024年9月末の「リンクルショット メディカル セラム」、「リンクルショット メディカル セラム N」の累計実績)
そんなポーラが、さらに新しく開発し、2025年1月に誕生したのが、「リンクルショットメディカル セラム デュオ」です。
2017年のデビューから8年かけたのには、わけがありました。
それをこれから深掘りしたいと思います。
※1 インテージSLIは、株式会社インテージが提供するデータベースで、全国の15~79歳の女性約4万人を対象に、美と健康に関連した買い物情報を収集・蓄積しています。
出典元:インテージSLI
シワ改善アイテム市場(美容液・栄養クリーム・化粧水・乳液・パックカテゴリー内シワ改善アイテム市場)
使用者:本人・共用絞り 2017〜2023年(各年1〜12月)
一般的に、シワがある場所として思い浮かべるのは「目尻」「額」「口元」の3部位。
でもシワは顔中にできてしまうんです!
ポーラがまず行ったのは、シワを気にしている人への意識調査(※2)。
「顔のシワができる部位として、思い浮かぶのはどこですか?」(複数選択可)と尋ねたところ、50%以上の人が思い浮かべたのは「目尻」「額」「口元」の3部位のみ。
ところが、目の下や頰の下部、まぶた、目と目の間など、本当はシワができる場所なのに、多くの人はシワができると思っていない、ということがわかったのです。
しかも、眉間、口角の下、こめかみ、鼻と口の間、あご、鼻の上など、実はシワは顔全体のどこにでもできる可能性があります。
そう聞くとショック!
「え〜、顔中がシワだらけになってしまうの?」と、とっても不安になります。
※2 ポーラ化成工業 研究所調べ
調査内容:「顔のシワができる部位」として思い浮かぶ部位を、顔のイラストに示した15カ所から選択。
調査期間:2024年7~8月
回 答 者:シワを気にしている日本在住の20~70代男女
人 数:5,349名(各年代約900名、男女ほぼ同数)
顔全体にできる「散在シワ」に着目!
この顔全体にできるシワを、ポーラでは、“散在シワ”と呼んで、さらに研究を続けました。
顔全体にできる“散在シワ”は、自分でも意識していないところに現れるため、気づきにくいのですが、「“散在シワ”がないほうが肌はより明るく、ハリがあるように感じられる」という印象を与えることがわかりました。
つまり、“散在シワ”は、見た目印象を大きく左右してしまうのです。
ポーラが作成した、下記のシミュレーション画像ふたつを比較してみても、その違いがよくわかりますね。
●「散在シワ」がある顔(イメージ)
肌全体が暗く、ハリのない印象に見えます。
●「散在シワ」がない顔(イメージ)
肌全体が明るく、ハリのある印象に見えます。
■シワは、顔のさまざまな部位にできます
下の4つの写真はポーラの調査によるもの。
よく観察すると、顔のさまざまな部位にシワができてしまうことがわかります。
●目と目の間、目頭
●まぶた
●目の下(目頭側~頰骨付近まで)
●頰の下部(ほうれい線以外の部分)
顔のシワは自覚していないけれど、実はこんな部位にもできている、つまり、顔中にシワができる可能性があることがよくわかります。
ポーラは、シワの原因のひとつ「好中球エラスターゼ」を発見!
ポーラはすでに、2017年に発売された初代「リンクルショット メディカル セラム」のときに、シワができる一因が「好中球エラスターゼ」であることを日本で初めて発見していました。
「好中球エラスターゼ」は、白血球の一種である好中球が分泌する酵素のこと。
キズでダメージを受けた組織を分解します。
シワ部位では、紫外線や表情による圧力で微弱な炎症が生じていて、これをキズと勘違いした好中球が集まり、「好中球エラスターゼ」を分泌。
コラーゲンやエラスチンなどの真皮の構成部分を分解して、シワができてしまうのです。
上は、シワのない部分とシワのある部分の肌状態を比較したもの。
シワのある部分には好中球が集まり、「好中球エラスターゼ」を分泌し、コラーゲンが分解されてしまっています。
シワの一因「好中球エラスターゼ」は、顔全体に存在しているって本当!?
さらにポーラの研究によると、長年紫外線を浴び続けた私たちの肌は、なんと、顔全体に「好中球エラスターゼ」が存在し、増加しているというのです。
それも顔全体に広がる“散在シワ”の原因に…。
例えば、紫外線が当たりにくいお尻などは「好中球エラスターゼ」はほとんど認められませんが、紫外線が当たりやすい頰や額には「好中球エラスターゼ」がたくさん存在しているのだそう。
シワ改善有効成分「ニールワン」を顔全体に心地よく届けます!
上は、シワの一因である「好中球エラスターゼ」に、「ニールワン」がぴったりはまってロックし、コラーゲンなどの分解を抑制するというイメージ図です。
2016年に日本で初めて、シワ改善医薬部外品有効成分として承認されたのが、ポーラが独自に開発した「ニールワン」です。
「ニールワン」のシワ改善メカニズムとは?
まず、シワの一因でありコラーゲンを分解してしまう「好中球エラスターゼ」の働きを抑えます。
そして真皮のコラーゲン線維を整えることで、ハリ弾力を高め、シワを改善するのです。
こんな頼もしい「ニールワン」ですが、実は弱点がありました。
水に溶かすと緩やかに分解が進む、という点。
そこで、初代の「リンクルショット メディカル セラム」では、「ニールワン」を安定的に配合するため、オイルに包み込む独自の処方を搭載。
肌の水分となじむことで「ニールワン」がシワ部位になじむという、独特のテクスチャーが生まれました。
そして、今回新たに登場した「リンクルショット メディカル セラム デュオ」では、「顔全体に心地よく使えるものを!」という目標をもって新たなチャレンジが行われたのです。
顔全体用には「みずみずしい使い心地のものが欲しい」という声が多かったのを受け、たどり着いたのが2剤に分ける方法。
使用前に自分で2剤を混合し、「混ぜてから30日間」を目安に使い切る、という独自の処方です。
「A剤」と「B剤」を混ぜて使います
上が「A剤」、下が「B剤」。
この「A剤」と「B剤」を、下の図1~図6のように、混ぜ合わせて使います。
●混ぜ方の手順
●完成形はこちら!
下は「A剤」と「B剤」を混ぜ合わせたあとの完成形。この状態で毎日使います。
顔全体になじみやすく、みずみずしい感触で使えるための新処方に注目!
自分で2剤を混ぜて使う、という新たなシワ改善コスメの開発には、実は大きなハードルがあったそう。
シワ改善コスメは医薬部外品であるため、規定量を手元で均一に混ぜる設計にする必要があります。
そのため、大きな3つの壁を乗り越えました。
ひとつめが、自分で混ぜて乳化させること。
ふたつめが、2剤を均一に混ぜること。
3つめが、精密な量を充填すること。
これらを実現したのが、「リンクルショット メディカル セラム デュオ」です。
自分で混ぜたほうが、よりみずみずしく心地よい感触に!
上で紹介したことに加え、さらにすごいのが、自分で混ぜることで、みずみずしいテクスチャーになるという、ポーラ独自の「リンクルショットミックス処方」を搭載したこと。
最終的に油相と水相を混ぜた状態にするのですが…。
機械で混ぜると、油滴が細かくなりすぎて一面に広がってしまうため、肌に広げるとべたついた感触になってしまうそう。
そのあとに使う化粧品もなじみにくくなってしまうのだとか。
自分で手作業で混ぜた場合は、油滴が適度な粒となり、水相が残るため、みずみずしい感触に!
そのあとに使う化粧品もなじみやすくなります。
ベストな処方にするための、さまざまなチャレンジが想像されて、頭が下がる思いです!
顔全体に使える、画期的な「シワ改善」美容液。
日本唯一のシワ改善メカニズムを顔全体に!
●ポーラ リンクルショット メディカル セラム デュオ(医薬部外品) ¥19,800/ポーラ
1セットの構成内容
・A剤(ガラス瓶)1.5ml ×2
・B剤(チューブ)13.5ml ×2
A剤とB剤を混ぜたあとは、上写真のような美容液に。
この美容液2本分(毎日朝晩使って約2カ月分)が1箱の中に入っています。
2025年1月1日に発売。
ポーラ独自の、シワ改善医薬部外品有効成分「ニールワン」を配合したシワ改善美容液がこれ!
今回ポーラが着目したのは、顔全体に散在するシワがあること。
有効成分「ニールワン」を、顔全体に届けるために新処方を開発しました。
それが、国内初(※3)の2剤を自分で混合して使うという、ユニークな処方です。
「ニールワン」は、もともと水に溶かすと緩やかに分解されてしまうという、繊細な性質を持った成分。
このため、2剤に分けて自分で混合する処方が採用されました。
開発に8年間を費やしたかいがあって、顔全体に使いやすい、みずみずしいテクスチャーに!
洗顔後すぐの肌に、ローションをつける前に使う「プレ美容液」として使います。
※3 2024年3月に二剤混合式のシワ改善医薬部外品として初承認。
●美容液を使うときのコツは?
美容液をつけるときは、本体キャップを回しながらはずし、容器を逆さにしてノズルを押し、直径約1.5cmを手に取ります。
■使ってみました!/國藤の自筆イラスト付き
みずみずしい感触ですっとなじみ、べたつかないのが魅力。
つけたあとの肌はなめらかに
毎日朝と夜、洗顔後すぐの肌に使用。
適量(直径約1.5㎝大)を手に取り、顔全体に優しくなじませます。
みずみずしいテクスチャーで肌にすっとなじんで、サラリとして、べたつきを感じないのも魅力。
この美容液のあとは、ローションなど通常のお手入れを行います。
顔全体になじみやすい処方に加えて、ピンとしたハリ感ベールを形成する処方により、あと肌はつるんとしてなめらか。
次に使うローションのなじみもよく、“プレ美容液”の役割もきちんと果たすところもエライ!
仕事柄、いろいろなコスメを同時に使うことが多いけれど、これは2剤を混合したら、1本分を30日間で使い切らなければなりません!
でも逆に、2カ月後の、2本を使い切ったあとの肌の違いがはっきり感じられて、うれしくなります。
これまで気にしていた「目尻」「額」「口元」だけでなく、とにかく顔全体のいたるところにあるシワ対策が必要だと気づかせてくれた「リンクルショット メディカル セラム デュオ」! ありがとう!
顔中にシワがあるなんて、想像したくないですものね!
顔全体にはこの「リンクルショット メディカル セラム デュオ」を。
気になる=目立つ「目尻」「額」「口元」のシワには、ポーラの同シリーズの人気シワ改善美容液「リンクルショット メディカル セラム N」を使うという、ふたつの美容液の合わせ使いは、最強のシワ改善ケアというウワサ!
より効果の高いシワケアをしたい人は、ぜひ試してみましょう。
顔全体をくまなくシワ改善ケアできるという、40代、50代が拍手喝采したくなる美容液!
本気のシワケアをしたい人にはかなりおすすめです。
製品の詳細はこちら↓
ポーラ 公式サイト 「リンクルショット メディカル セラム デュオ」
【リポートしたのは】
くにとう なおこ●女性誌やWebで、ビューティ記事やタイアップ記事を手がける。化粧品会社の会報誌制作・新製品リリース、百貨店・通販コスメカタログ制作も多数。化粧品のプロデュースも手がけている。株式会社ストライプ代表。
取材・文・イラスト/國藤直子(STRIPE) 画像・資料提供、取材協力/ポーラ