ヌーボーとは、初物のこと。毎年11月の第3木曜日に解禁するボージョレー・ヌーボーはすっかりおなじみになりましたよね。皆さんは楽しまれましたか?
では、オリーブオイルにもヌーボーがあるのはご存知でしたか? 早摘みしたオリーブ果実のみを使用したものをオリーブオイル・ヌーボーと呼んでいます。ワインのような解禁日はないものの、秋のわずかな期間に収穫できる早摘みオリーブを使用することから、その年のヌーボーが市場に出回り始めるのは冬頃。まさに、これからの時期ですよ。
最近はいろいろな産地のヌーボーが増えてきていますが、日清オイリオ「ピエトラ・コロンビナ エキストラバージンオリーブオイル」は、今年で発売15年目を迎え、今までの累計で21万本も売れているという、まさにオリーブオイル・ヌーボーのパイオニア。ろ過せずに上澄みだけを取り分ける「ノンフィルター製法」で瓶詰めした希少な季節限定品です。通販のみの販売で、イタリア・トスカーナ産のオーガニック早摘みオリーブ果実から搾油してつくられています。
写真は、昨年の「ピエトラ・コロンビナ」。オリーブオイルの名産地として有名なイタリアの中でも、トスカーナ産は品質も歴史もトップクラス。しかし、その生産量はイタリア全体の3%にも満たないのだそう。丘陵地が多く栽培地域が限られてしまうため、とても希少価値が高いものとなっています。
その肝心の味わいは? 今年のものを特別に試飲させていただきました。「試飲?」と不思議に思った人もいるはず。ヌーボーは試飲できるほどフレッシュでみずみずしい味わいなんです。色もキレイな緑色をしていますよね。ピリリとした辛みや苦味があるのもヌーボーならでは。トスカーナ産のオリーブオイルの味はアーティチョークやアーモンドに例えられることも多いそう。
この日は、イタリア家庭料理研究家のパンツェッタ貴久子さんがスペシャルゲストとして登場! 「ピエトラ・コロンビナ」を使ったいくつかの料理を披露してくださいました。
「イタリア料理は、とても手間がかかっていそうなイメージを持たれがちです。でも実は、素材そのものの味を生かした、パパッと簡単に作れるものも多いんです」
そこが、和食に通ずるものがあるとも。貴久子さんの旦那様はイタリアのちょい不良(ワル)オヤジことパンツェッタ・ジローラモさん。彼も和食が大好きなんですって。
次のページで、貴久子さんのメニューをご紹介します。
貴久子さんが「ピエトラ・コロンビナ」を試飲してまず思ったのは、ヌーボーならではの青々しい「クセの強さ」だったとか。
「それが、いざ調理に使ってみるとまろやかで優しい味わいに。まさに食材とオリーブオイルのマリアージュですね」
思い出すたびにまた食べた〜いと個人的に一番気に入ったのが、「結び目のフライパン焼き」です。
「発酵生地を結んで『ノディー二』と呼ばれるパンを作ります。フライパンでこんがり焦げ目をつけ、にんにく、赤唐辛子、パセリとオリーブオイルだけのソースを絡めれば完成です」
シンプルなレシピだからこそ、オリーブオイル・ヌーボーのフレッシュな美味しさがマッチした一品でした。
こちらは、以前に貴久子さんがキャンティ地区の人気Tボーンステーキ店で食べてトリコとなり、レシピを教えてもらって再現したという「オリーブオイルケーキ」。オリーブオイルとヴィサント(デザートワイン)が香る優しい食感で、松の実がたっぷり振られています。
そのほかオリーブオイルとパルメザンチーズをかけて華やかな味わいに仕上げた「マンマのミネストローネ」、アーモンド風味の「トラパニペスト和えパスタ」など、どれもオリーブオイルの香りも活かしたメニューでした。
「ピエトラ・コロンビナ エキストラバージンオリーブオイル」(750ml 6,300円・税込送料無料、250ml 3,150円・税込2本以上で送料無料)は、毎年数量限定で販売されます。今年の分も先行予約受付中で、15年目を記念したスペシャルな特典も用意されています。11月30日(木)までに注文すると、白トリュフソルト&専用ポアラ付きとなるのでお得です。
注文を受けてから瓶詰めされ、クリスマス前に空輸で届くというトスカーナ産の希少なオリーブオイル・ヌーボー「ピエトラ・コロンビナ」。既にファンだという人も、「知らなかった!味わってみたい!」と興味が湧いた人も、年内お届け分の受付締め切りは12月8日(金)ですので、お早めに♪