お寒うございます、みなさま。お元気でお過ごしですか?
今はまさに二十四節気の「大寒(だいかん)」。1年で最も寒い時期とされ、実際、関東地方も先日、大雪に見舞われましたね。
さてこの時季にぴったりの本を今日はご紹介します。
「自分で治す冷え症」
田中美津 著・マガジンハウス刊 ¥1200(税別)
です!
著書の田中美津さんといえば、伝説の鍼灸師。というか非常にユニークな存在で、ふみっちーも尊敬申し上げる女性の先輩のひとりです。
鍼灸師でもあり、あのウーマン・リブ運動の先駆者でもあり、著書も多数。女性の権利と健康について、40年以上も前から声をあげ、主張し続け、日本女性の健康に長く貢献し続けてくださった方なのです。
って、こう書くと論理派の気難しい方かと思っちゃうのですが、これが正反対。パワフルでチャーミング、1943年生まれですから、本当に大先輩なのですが、お会いするとみんなが「美津さん」と呼びたくなっちゃう、そんな感じ。この本もそんな美津さんならではの語り口で、冷え退治がいかに大切かを教えてくれます。
ところで、冷えがいかに健康に良くないか、もうOurAgeをお読みのみなさんにはよーくよーくおわかりのはず。
この本で美津さんが「冷え退治」の基本として教えてくれるのは、とてもシンプルな方法。たったの3つです!
1.しっかり着て温める
2.深い呼吸で温める
3.ゆったり半身浴で温める
えーっ、普通じゃん。っていうか、やってるよ、そんなの。
と、思いますよね。ふみっちーもそう思いました。ですが…
たとえば、「しっかり着て温める」。美津さんが提唱するのは
“パンツ1枚、スパッツ2枚”(1年中)
だそう。ス、スパッツ2枚!?
「一枚はお尻をしっかりくるむパンツで、その上に太モモまでのスパッツ(五分丈)と足首までのスパッツ(八分丈)を重ねてはく。これが基本の下着です」
スパッツ2枚かぁ。あまり冷えを感じない(とはいえ十分に冷えている)ふみっちーには高いハードル。美津さんのおすすめは「絹のパンツとアウトドアメーカーのスパッツです。私が愛用しているのは『モンベル』の『タイツ』という名称で売られている山登り用のスパッツ。よく汗を吸い取ってすぐに乾く、高品質のスパッツです」
モンベル……!!!
知ってる!山ガールだらけだった前の部署では、山を登る際には、某国産ブランドの熱を生み出す肌着より、こちらが良いという話を聞いたっけ。えー、そうなの?
となると、すぐに買いに走る、ミーハーなふみっちー(O型)。早速買ってきました。
履いてみると…あ、軽い。密着感があまりないので、タイツより軽い履き心地です。そしてやっぱり暖かい!大雪の日に履いてみましたが、パンツの下にこの1枚があるのとないのとではエラい違いでした。改めて、自分が常日頃いかに冷えていたかを痛感。
美津さんがこのスパッツをすすめるのは、夏でも履けるから。夏こそ下半身を冷やさないように!と、彼女はこの本で口を酸っぱくして唱えています。夏にスパッツ…見栄っ張りのふみっちーは考えたこともありませんでしたけど、この年代になったら履かなければね。だって全ての不健康の原因は「冷え」なんですもの。
こーなったらシルクのパンツも履くぞ。でもどこで買えばいいんだろう…。
あっ、思い出した!OurAgeで、冷えを「親の仇」くらい憎んでいるマドレーヌ先輩が、担当するOurAgeストアでシルクのショーツを扱っていたっけ。
というわけで、COCOONA SKINWEAR (コクーナ スキンウェア)のシルク ボクサーショーツもポチっ!
こちらは通販なのでまだ届いておりませんが、こだわりが強く、そして冷えを人一倍憎んでいるマドレーヌ先輩のセレクトですもの、きっと暖かいに違いない。楽しみ~♪
と、すみません、本のご紹介からそれてしまいましたが、とにかく冷え対策の基本の、そして究極の1冊です。
冷え対策のほかに、東洋医学や鍼灸の考えをベースにした、様々な健康法が紹介されており、困ったときに頼りになる1冊でもあります。
何より、美津さんご本人が話しているような語り口に、読んでいるうちに心がホッコリ、じんわりとあったかくなるような気がしてきます。
大寒の今こそ、冷え対策にはみなさん、気をつけていると思いますが
「女は夏に冷える。
そして冷え症は大病の一里塚」
と、美津さんはきっぱり。UVケアと冷え対策は通年で、がこれからの女の常識かも。そうです、これからは通年で「パンツ1枚、スパッツ2枚」で、冷え対策していきましょう。