今、話題の大河ドラマの原作『西郷どん!』の著者、
作家・林真理子さんが幹事長を務める
「エンジン01(ゼロワン)文化戦略会議」の「オープンカレッジin大分」が1月末に開催されました。
その模様を地元感もプラスしつつレポート!!
「今度、大分でエンジン01やることになったの、手伝ってね~」
と、長年お世話になっている作家・林真理子さんに声をかけられて、
「ハイっ、行きますとも!!」と元気よく返事した私は、大分県出身、編集者K。
林さんが「エンジン01」という団体に参加し、年に一度のイベントで講演したり、舞台で演じたり、歌ったり!?していることは、お話やエッセイなどで知っていたが、地方開催なので、なかなか参加する機会がなかったのだ。今回は16回目、地元の大分で行われるというのだ、担当編集として行かないでか!!
ということで、降り立ったのは大分空港。羽田から90分ほどで到着。
ターンテーブルでは、荷物と一緒に、国東(くにさき)半島・姫島名物・巨大車海老がお出迎え。
「あ~大分に帰っちきたなあ…」と思う。(←もう何十年もこの海老はここで回っている。安心したのか、やや大分弁モード)
空港には、モチロン足湯もある。
そう、ここ大分は湧出量、泉質の種類NO.1の別府温泉や、女子憧れの湯布院温泉などがある、日本一の「おんせん県おおいた」。
温泉大好き編集者Kとしては、ちょびっと足を湯に浸けたかったが、そそくさと前を通り過ぎ、雪がちらつく中、大分市行きのバスに乗車。今回は大きなミッションがあるのだ。
「エンジン01 文化戦略会議 オープンカレッジin大分」、テーマは「ひらいた。おおいた。~歴史、ひらいた! 未来、ひらこう!」(正式に全部書くと長い・・・)を手伝い、講座を聴講し、OurAgeでレポートするという・・・。
とはいえ・・・
日本を代表する作家、アーティスト、女優、俳優、医者、教授、科学者、研究者、企業家・・・など247名が会員の「エンジン01 文化戦略会議」。その会員の中から、なんと
119名とゲスト講師35名、その他コンサートゲストなど総勢174名が、1月26~28日の三日間、「オープンカレッジin大分 」のために集結!!
3つのシンポジウム、2つのコンサート、大人向け83の講座と中高生向けの職業講座を32、さらに24の飲食店で講師と食べ飲みしながら語らう夜楽(やがく)「しんけんうまいもん食堂」を開催するというのだから、
とてつもないスケール!
なのである。
はたして、全容を把握できるのか??
プログラム(←クリックすると全プログラムが見られます)を開いただけで、凄さがわかる・・・!!
シンポジウムやコンサートも豪華な顔ぶれなのだが、大分大学のキャンパスで行われる
講座はどれもこれも一流の人が数人でイマドキのテーマで語る、面白そうな講座ばかり。
それがなんと1講座500円!! ですから、みっちり受けたくもなりますよね。
とはいえ、朝から夕方まで聞いても一日4コマ、夜楽を入れて5コマ。
大分ンしが「どげしょうかな~」「いろいろあっち、こまんなあ」と悩みよん顔が浮かびます。
(大分の人が「どうしようかな」「いろいろあって、困るなあ」と悩んでいる顔が浮かびます)
私も悩んだけれど、OurAgeでレポートするなら、やはり「アンチエイジング」は外せない。
2日目は「女も男もアンチエイジング」講座と、林さんが話す講義やシンポジウムに参加することに。
講座全部は回れないけれど、しんけん見て、聞いて、レポートしますっ!
ということで。
エンジン01オープンカレッジは、オープニングシンポジウム「ひらけ! 大分の魅力」からスタート!!
ゲストはなんと、大分出身のアイドル指原莉乃さん!!
広い会場は割れんばかりの拍手!!です。
「指原さん、誰とお話ししてもらおうかしらと秋元康さんに相談したら、誰とでも大丈夫だよ、頭がいいから、と。なので、今日はエンジン01の変わりもの双璧、アーティスト・河口洋一郎さん、歴史学者・磯田道史さんで囲むことにしました(笑)」と林真理子さん。
そこからは、本当に目まぐるしく、トークが展開。
指原さんも実家でよく食べるという大分名物”だんご汁”の話から、大分の地理、そして歴史文化論になり、県民性の話になり、進化するアイドル論になり、世界そして、宇宙征服する最強アイドルになるには・・・などなど。
だんご汁から一気にここまで・・・!? と驚くほどの濃厚な大分話が展開。
よもやまに広がり、白熱する磯田さんと河口さんの専門的な話にも、笑顔で反応し、見事に切り返して、笑いを呼び起こす指原さん。
その合間に「帰省した時は何しているの?」「将来は大分に住みたいってホント?」という林さんからの質問にも率直に答え、「大分の魅力」を語る指原さん。
「HKT48の本拠地、博多に近いこともあって、よく帰ってきます。心が休まる場所です。
戻ってくるとのんびり。鶏ネギラーメン食べに行ったり、別府温泉に行って、温泉の蒸気で蒸した”地獄蒸しプリン”食べたり。
本当に大分の人はみんなおおらかで優しいんです。
帰るべき場所はここだなって思います。
将来は大分で暮らして、地元のテレビのお昼の番組とかに出たいんですよ~」
と、”大分愛”全開!!
しんけん、えらしい!!
まけちょらん!!
しんけん、がんばっちょる!!
(超、可愛い!! 負けてない!! めちゃくちゃ頑張ってる!!)
広い会場を埋めていた大分の人たちは、壇上の指原さんの姿と、一言一言に感動。
もちろん大分出身おばちゃん、編集者Kも感動してめっちゃ拍手!!
そんなわけで、オープニングシンポジウム「ひらけ! 大分の魅力」は
大分出身の指原さんと、三人の熱いトークで、タイトル通り
どかーんとみんなの心をひらいた
のである。
★大分プチコラム
ちなみに指原さんがよく使う大分弁は「よだきい」「しゃーしい」だそうです。
よだきい=だるい しゃーしぃ=うるさい 典型的な大分方言です。
使用例 「よだきいから仕事したくね~なあ」「しゃーしぃなぁ。だまっちょって」
・・・次回は、2日目のアンチエイジング講座をじっくりレポートします♪ お楽しみに!!
写真・協力/エンジン01 文化戦略会議 事務局