気づかぬままいつの間にかなっている人も多いと言われる新・国民病を知っていますか? アナタは大丈夫か、下の項目をチェック。当てはまるものはいくつありましたか?
「4つ以上当てはまる人は、〈ストレートネック〉かもしれません」
そう説明してくださったのは、エアウィーヴ 快眠プロデューサーの長谷川恵美さん。
「私たちの頭は5〜8kgとスイカやボーリングの玉ぐらいの重さがありますが、首から腰までの骨がS字を描くことで、バネのように重さを逃がしながら頭を支えています。それがストレートネックになると、このカーブが崩れて身体に負担がかかってしまうのです」
首や肩のこりの原因になるのはもちろん、放置したままだと頭の重みで頸椎の関節と関節の隙間が縮まってしまう恐れもあるとか。
「そうなると周辺の神経が圧迫されるため、耳鳴りやめまい、頭痛(緊張性頭痛)、自律神経失調症につながってしまうこともあります」
また、頸椎が圧迫されたままだと、首や肩のこりだけでなく、手や腕のしびれが起きたり、さらに椎間板が圧迫されて首のヘルニア(頸椎椎間板ヘルニア)になるケースもあるのだそう。
◆ストレートネックの原因は!?
通称スマホ首とも言われるように、PCやスマホを使用する時の前傾姿勢が増えていることが原因なのは周知の通り。「前傾姿勢は、正しい姿勢の時よりも首にかかる負荷は約3倍です」と長谷川さん。
「もうひとつ、体型の変化も影響しています。現代人は、身長は高くなっているのに体重や首の太さは細いままと細長い体型になってきました。しかも、世の中は便利になって体を使うことが減っていますから、筋力が衰えがちです」
では、どう対策したら?次のページに続きます。
新国民病と言われる〈ストレートネック〉。その改善法として有効なのは、何よりも正しい姿勢を意識して首に負担をかけないこと。
「PCやスマホを長時間連続で使用しない、うつむく姿勢にならないよう画面を目の高さにする、作業の合間にこまめにストレッチなどを取り入れて」
そしてもうひとつの改善策が、「正しい寝姿勢を保つこと」と長谷川さん。
「睡眠は、ホルモンバランスや自律神経を調整したり、身体と脳を休息させる大切な時間。正しい寝姿勢は、この睡眠の質をあげるためにも首のためにも有効です。寝ている時間は、首が頭の重みから解放される唯一の時間なのです」
首に疲労がたまっていると、副交感神経の働きが低下してなかなか寝つけなかったり、眠りが浅くなることもあるのだそう。それだけに、寝具選びにはこだわりたいもの。
ロフテーには〈ストレートネック〉にも対応する枕「ソフィットピロー」があります。浅田真央さんも愛用しているんですって。
カバーを外した状態がこちら。5つのユニットに分かれています。上下は寝返りしやすい緩やかなカーブ形状で、肩から後頭部までの長さに合わせて選べるよう上と下で長さが違います。サイドは横向き寝でも快適なよう、高く設計されているんですよ。
実際に寝てみました。首がラクな気がするし、フィット感もいいです。ああ、このまま寝てしまいたい…。
「私はストレートネックかも」という人は、日々の姿勢に気をつけるとともに、こんな枕を活用した対策を始めてみては?