うふふ♡
なんて言ってそうな愛らしいポーズでふみっちーを迎えてくれたのは、雪国まいたけのマスコットキャラクター、雪ちゃんです。
この日、ふみっちーはまいたけについて学ぶセミナーに参加したのでした。
まいたけと言えば、確か初めて食べたのは大学生の頃。知り合いのおじさまが「すごく珍しいもの」とどこかの山に行ったときのお土産として持ってきてくれたんですよね。今ではスーパーで普通に売られていますが、それは雪国まいたけが人工栽培に成功したからなのだそうです。
昭和の終わりに、天然まいたけが育つ自然環境を再現したことで人工栽培に成功。さらに研究を重ね、現在はバイオ技術を取り入れたことにより品質も安定した大量生産が可能になったのだとか。写真は1株850〜900gと立派なまいたけです。農薬・化学肥料は使わずに約3カ月かけて栽培しているんですって。
まいたけの注目すべき栄養素とは?
さて、そんなまいたけの栄養素について説明してくださったのは、女子栄養大学 栄養生理学研究室の上西一弘先生です。きのこ類は低カロリーで食物繊維が豊富、とは良く知られていますが…。
「まいたけには、風邪やインフルエンザなどに対抗する免疫力維持に有効とされる独自の栄養素〈αグルカン〉も含まれています」
さらに注目すべきは、ビタミンDを豊富に含んでいることなのだそうです。
次のページで、ビタミンDについて詳しくご紹介します。
「骨にはカルシウムというイメージがありますが、実は骨を作るにはビタミンDも必要です。不足すると子どもではくる病※、成人では骨軟化症などを引き起こすことが知られており、特に最近は日本でも子どものくる病が増えています」
※足の骨にカルシウムが定着せずに柔らかくなって変形し、歩行しづらくなることもある病態のこと。
現代人に不足しているビタミンD
「日本では1日あたりのビタミンDの摂取目安量は成人で5.5μg(マイクログラム)と設定され、国民健康・栄養調査ではほとんどの人が目安量を摂れている結果となっています。しかし、日本人女性の血液中のビタミン濃度を計測したところ、どの世代も不足していることがわかったという研究結果があります」
日本の5.5μgという目安量は海外と比べると圧倒的に少なく、議論のあるところだと上西先生。ビタミンDは魚やきのこなど含まれている食品が限られていますが、現代は魚離れが進んでいる傾向にあります。また、食品以外では紫外線に当たることで皮膚で合成されるものの、今や、1年を通して紫外線対策をしている人が増えていますよね。そんな背景が、ビタミンD不足の一因になっていると考えられているのだとか。
筋力の維持 糖尿病 高血圧 循環器疾患
呼吸器感染症 アレルギー がん
上に挙げたのは、どれもビタミンDに関与する可能性があるとして研究が進められていることなのだそうです。
「骨だけでなく、体の様々な場所で働くことが判明して以来、世界でも臨床試験が増加し、多くの論文が発表されています。ビタミンD不足は海外でも問題視されており、アメリカでは牛乳、イギリスではパンなどとビタミンDを添加した食品が登場しています」
スーパーやドラッグストアで売られているサプリメントも、ビタミンDがウエイトを占めるようになってきているんですって。1日の摂取目安量といい、日本はビタミンDについての対策がちょっと遅れているのかもしれませんね。
そんなビタミンDをきのこ類の中でも一番多く含んでいるのが、このまいたけです。しかも、血糖値の上昇を穏やかにする食物繊維も豊富なんですよ。「これからは毎日食べる〜♡」とふみっちーが感じたのは言うまでもありません…。
まいたけは和洋中どんな料理とも相性が良く、100gで4.9μgのビタミンDを摂取することが出来ます。写真は、女子栄養大学が監修した「まい足し」レシピ。ミートグラタンや和風マリネ、春巻きなどいつものメニューにまいたけをちょい足し…もとい「まい足し」しているんです。調理するとカサが減るのも「まい足し」しやすいポイントですよね。
雪国まいたけでは、食べきりの50g入りから大家族にぴったりなLL(約350g)など、さまざまな量のパックを展開。使いやすい大きさに分けて冷凍することもできるので、このセミナーを受けて以来、ふみっちーの冷蔵庫には常にまいたけが入っています。今朝は、お味噌汁の具にしました。
まいたけ1株を持ってもらった雪ちゃんも記念にパチリ♡
紫外線ケアはしっかり続けつつ、「まいたけ」をきちんと摂りたいですね。