こんにちは、ギリコです!
今日は、じゃ~~ん!
東京・日本橋にいるんですよ。
目の前にそびえ建つのはギリコも大好きな百貨店「日本橋高島屋S.C.」。
実は本館8階のホールで開催される展覧会を観に来たのです。
いよいよ会場に到着。
入場するやいなや、もうそこには何やらとっても素敵なモノがたくさん。
↑「マリー・アントワネット」というテーマのコーナー。
↑「不思議の国のアリス」のコーナー。
↑「アリスのティーパーティ」をイメージしたお部屋。
テーブルの上にはたくさんの素敵な食器が。
なんか見ているだけでハッピーホルモンが分泌されそうです。
展示されているのは、ヨーロッパテイストのものだけではないんですよ。
↓着物など「和」のコーナーも。
↓こちらは「オリエンタル」のコーナー。
↓こちらは「シノワズリ」のコーナー。
ものすごく凝った刺繍がほどこされた衣装や、
食器やリトグラフ、人形などの骨とう品がこれでもかというくらい展示されています。
その数、約600点。
が、なんとこれらは全て〝手仕事の良さや高度な技術が感じられる素敵なものが大好き〟というふたりの人が持ち寄ったコレクションなのだそうです。
しつこいですが、これ全部たったふたりの方のコレクションですよッ!
ということはものすごいモノ持ちなふたりです。
その〝モノ持ちなふたり〟とは?
★読者のみなさんは、ひとりは誰かもうおわかりですよね?
もうひとりは誰? 気になる続きは次ページへ!
まず、この方からご紹介。
じゃじゃ~~ん!!
みなさんよくご存知の黒柳徹子さん。
そしてこちらは田川啓二さん。
日本を代表するビーズ刺繍デザイナーです。
このふたりが「素敵!」と思い、コレクションしてきたものを一堂に集めたのが、今回ギリコが訪れている『もっと♥SU・TE・KI!展』なのです。
本日はその内覧会。
集まったたくさんの取材陣に展示の見どころを直接紹介してくれるのだそう。
そもそもふたりが知り合ったきっかけは、16年前に『徹子の部屋』に田川さんがゲスト出演したこと。
その際、「初対面なのに驚くほど気が合い、ずっとおしゃべりし続けた」そうで、以来一緒に骨董市や古着屋さんへ出かける仲に。
「好きなものも一緒だし、あまりにも話が合うから、20歳も歳が離れていることをうっかり忘れてしまうんです。
それでつい、〝ねぇ戦争中はこうだったわよね、覚えてる?〟なんて田川さんにきいちゃうの」
と徹子さん。
現在徹子さんが着用する衣装のほとんどは、田川さんの手によるものだそうです。
本日の衣装も田川さんの作品。
徹子さんが古着屋で見つけた着物を田川さんが刺繍でアレンジ。
「この服、重いの。
転んだら起き上がるのが大変だから、転ばないようにしないと」
↓ちなみに本日の徹子さんの足元。
写真だとわかりづらいかもしれませんが、パンツと合わせた黒のシューズは、ソールはフラットですが、けっこう厚みがあります。
いわゆる〝らくちん靴〟ではありません。
これを履きこなせる85歳……
本当にすごいです。
いよいよ展示会の見どころを説明しはじめた徹子さん。
「これはね、モリハナエさんのドレス。
『ザ・ベストテン』の放送一回目と最終回で着たものです」
昭和44年生まれのギリコ。
『ザ・ベストテン』を毎週欠かさず観ていたので、大感激。
「これはね、私がふだん愛用しているリュック。
私はバッグよりリュック派。
なぜかというと両手はいつもあけておきたいの、他の人が何かくれたときパッともらえるように。
横長のリュックなんですけど、この形は私が考えました。
モノがよく入るし、お料理屋さんのお座敷で靴を履くときにかがんでも、リュックの中のものが頭の上にバッと降って来ないんです」
刺繍はもちろん田川さん。
リュックを横から見たところ。
マチが薄いのですが、徹子さんはふだんは平べったいものを持ち歩くことが多いのかもしれません。
「これは『紅白歌合戦』の総合司会になったとき、田川さんに作ってもらった衣装。
目立つから、どこにいても迷子にならないの」
やはりすごく凝った刺繍が。
袖などにつけられているハートのビジューが可愛い。
「別に高いものを集めているわけではなく、面白いと思うものを集めてきたんです。
たとえばこのネックレス。
イタリアで買ったのだったかしらね、、、、野菜が下がっているんです」
なるほど。
「そして今回本邦初公開なのが……」
★本邦初公開のものとは何? それはとても素朴なものでした。
気になる続きは次ページに!
「このぬいぐるみ!」
素朴で優しい表情をしています。
徹子さんが初めて地球上にパンダという動物がいるらしいことを知ったのは、このぬいぐるみとの出会いなんだそう。
「ニューヨークで報道カメラマンをしていた叔父からお土産にもらったんです。
〝パンダっていうらしいよ〟って。
80年、大切に持っています。
戦争中もリュックの中に入れて一緒に避難したの。
さすがに通信簿を見せたりはしなかったけど、子どもの頃からずっと一緒」
ちなみに通信簿は当時飼っていた犬のロッキーに見せていたそうです。
「そして、これ。
私がニューヨークの街で着物姿で写っている昔の写真。
それを田川さんがビーズで再現したんです」
なんとッ!
うんと近くでみないと写真そのもの、と思ってしまうほどの出来栄え。
さすが日本を代表するビーズ刺繍デザイナー。
徹子さん(このあと田川さんからも)による解説はまだまだ続き、他にも素敵なものがたくさん紹介されましたが、お話しをきいているうちに、徹子さんの驚異的な美と若さの秘訣がわかってきたようなギリコ。
素敵なものや美しいものを見てその魅力を感じとり、愛し、大切にする……
そんな暮らし自体が徹子さんに元気と若さを与えてくれているのでは?
と思ったのです。
「もっとSU・TE・KI展」の展示内容の素晴らしさついては、引き続き次回でもお見せしたいと思います。
お楽しみに!
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黒柳徹子×田川啓二
もっとSU・TE・KI!展
2018年9月25日(火)~10月8日(月・祝)
日本橋髙島屋S.C.本館8階ホールにて開催中!
入場料:一般800円、大学・高校生600円、中学生以下無料
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撮影/本多佳子